平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い652 「武力は無力」、新年早々続くトルコの悲劇 

2017-01-02 11:53:12 | 日記
  平和への希い652 戦後72年  
 「武力は無力」、新年早々続くトルコの悲劇   2017.1.2.
1月1日未明、トルコ・イスタンブールのナイトクラブで、新年を祝う客に銃乱射、死者35人。
トルコは、民族・宗教・流民・国境線紛争など複雑な難問を抱え、過激派組織「イスラム国」(IS)、
クルド労働者党(PKK)、非合法武装組織が絡むテロで苦悶しています。
今回の銃乱射は、テロかどうか未定ですが、つい先ごろ、ロシアとトルコ主導でシリア停戦が合意された
直後、駐トルコロシア大使がトルコ警察官に銃殺される事件が起きたばかり。

ここ数年、自爆テロなどで、多くの市民も巻き込まれて亡くなっている。
シリア内紛で、アサド政権支援のロシアと反体制派支援のトルコ。
アレッポをアサド政権側が制圧し、政権側有利で停戦が合意されたのですが、シリア反体制派の中心だった
「クルド人」がトルコ内にも沢山住んでおり、トルコ政府は、特に「シリアの紛争に乗じてシリアの一角に
クルド人が独立国」を造ることに警戒しているのです。
トルコ、シリア、イラクなど、主に山岳地帯中心に3000万人のクルド人が、長年「クルド独立」を
夢見て、独立のチャンスを狙っているとのことです。
トルコエルドアン大統領は、「どんな代償を払ってもシリアにクルド独立国家ができることは認めない」と。
シリアにクルド人の国家ができると、トルコ内にいるクルド人も分離独立のために立ち上がることを警戒
しているのです。

これまで、シリア空爆を行ってきたトルコ空軍は、ISとともにクルド勢力をも狙ったものだそうです。
トルコ内のクルド労働者党(PKK)、過激派組織「イスラム国」(IS)は、トルコ軍が空爆したり、
トルコ国内で武力で抑えようとすればするほど、テロも激しくなるという構図、いわゆるより激しい武力
抗争のスパイラルとなり、ますます深い泥沼抗争になっているのです

トルコは、武力で解決しようとすればするほど、テロとの泥沼抗争で混迷が深くなっていくことを悟り、
「武力」でなく「話し合い」で解決を図るよう、粘り強く努力を積みあげて欲しいと思います。

昨年、ウォーキング中に出会った花や風景、再登場。

1月2日「今日は何の日カレンダー」より
書き初め、初荷、初夢、皇居一般参賀、東京・箱根間往復大学駅伝(~3日)
▲江戸城大奥の規則制定(1618)▲大坂城天守閣が落雷で焼失。現在の天守閣は1931年に復元(1665)
▲新島襄ら、日本基督教伝道会社設立(1878)▲上野動物園にライオン、おめみえ(1902)
▲乃木希典、ロシア軍の要塞・旅順を開城(1905)▲日本軍マニラを占領(1942)
▲皇居参賀の群集が混乱し、死者16人を出す(二重橋事件)(1954)
▲ソ連が世界初の月ロケットの打ち上げに成功(1959)▲初の怪獣番組「ウルトラQ」スタート(1966)


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