平和への希い3217 ゾウオロジー

ＮＨＫラジオ深夜便2月号の、「ゾウオロジー」という、記事にホッコリしました。

動物行動学者の、入江尚子さんの「仲間と会話し、足し算もできる！？知られざるゾウ（象）の能力」という

記事でした。象さんの行動を研究する学問が、「ゾウオロジー」なんです。

あの大きな耳で、人には聞こえない「低周波音」で、遠く離れた仲間と会話したり、「低周波音」を聞き取る能力で、大きな地震や津波が発する響き音を感知するようです。

スマトラ沖地震では、津波を襲う直前に、象が高台目指して走りだし、象と一緒にいた人も一緒に逃げて命拾い

した、こともあったようです。

陸上動物最大級の、重さ5キロ超の脳を持つ象は、記憶力をつかさどる側頭葉と海馬が発達していて、なんでもよく覚えている、記憶力の持ち主だそうです。

入江さんが、研究でなじみになった象と、数年後に会ったら、覚えていて、「コロコロ転がって、喜こんでくれた」とのこと。

ヨーロッパには、「Ｅｌｅｐｈａｎｔｓ　ｎｅｖｅｒ　ｆｏｒｇｅｔ（象は決して忘れない）」という諺があるほどで、「象は賢くて忘れないから、絶対に嫌な思いをさせたくない」と言う、象とかかわった人もいるようです。

象の目の前で、いくつかのバケツを置き、リンゴを、1個、2個、3個・・・と入れ、一つのバケツだけ、1個

多くすると、必ず、一個多いバケツを選ぶという、足し算も出来ているのです。

他にも、象には、他者を思いやる優しさがあり、病気やけがをした仲間を両側から支えたり、仲間が亡くなったら、涙を流すなど、野生で飼育された象さんでも、多数報告されているのだそうです。

また、巨体の象が通ると、木が倒れて、草原が出来る。そこで、草食獣も、肉食獣も暮らせる。

象は、生態系を維持するために、重要な役割を果たしているのです。

このところ、密猟や環境破壊で、象さんも絶滅の恐れがあるようで、入江さんは、

「象が、幸せに暮らせる環境を、私たちは守らなければいけないと思います」と結んでいます。

ホント、戦争で、人間同士殺し合い、環境破壊している人間、安倍派の5人衆のように「物覚えが悪い悪人共」

象さんを見習わなければなりません。

そして、象さんが幸せに暮らせる環境をつくることが、人類の平和に繋がること、間違いありません。

象の行動を研究している、研究者がいることに感動でした。入江さんや研究者の皆さんにエールを送ります。

３月３日、「今日は何の日カレンダー」より

雛祭り、桃の節句、耳の日、平和の日(国際ペン東京大会1984)、三の日（日本三大協会）、金魚の日
▲武蔵野介源経基が上京、平将門の謀反を訴える(939)▲日本橋開通(1603)▲初めて勘定奉行を置く(1642)
▲ミズーリ州以外のルイジアナ購入地域36度30分以北で奴隷制を廃止する（ミズーリ協定）(1820)
▲日米和親条約調印(1854)▲水戸藩・薩摩藩の連合襲撃隊が井伊直弼を暗殺（桜田門外の変）(1860)
▲ロシア帝国、農奴解放(1861)▲ビゼーの「カルメン」、パリで初演(1875)▲全国水平社創立(1922)
▲三陸沖地震発生。犠牲者3008人、流失・倒壊家屋合わせて7263戸の被害(1933)▲物価統制令を施行、

戦後経済の混乱に対処(1946)▲国立大学一期校、機動隊の警備下で入試実施(1969) ▲アポロ９号打ち上げ、

月着陸船による初の有人飛行（1969）▲全日空が初国際線（グアム路線）（1986）▲日銀、ゼロ金利政策

開始（1999）▲スポーツ振興くじ、トト発売開始（2001）▲第１回ワールド・ベースボール・クラシック

開幕（2006）▲薬害エイズ事件で、最高裁は、厚生省の元生物製剤課長に有罪判決（2008）▲ケルン市

歴史文書館倒壊（2009）▲博多駅ビルＪＲ博多シティ開業（2011）▲任天堂家庭用ゲーム機、スウィッチ

世界で同時発売（2017）▲楽天モバイル携帯電話基地局整備事業で不正水増し詐欺事件（2023）