平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い3593 不都合な真実に目を背ける 

2024-08-29 12:02:14 | 日記

太平洋戦争を始めたとき、政治家が、いかに、冷静に判断していなかったことが、昨日の日経「春秋」でわかりました。

「太平洋戦争直前、各界の優秀な若手を集めて組織された首相直属の研究機関があった。

英才たちが、はじき出した対米戦争シミュレーション結果は「日本必敗」。長期戦に耐えうる資源が無いことが

明らかだったのです。だが、政府は黙殺し、この国は、坂を転げ落ちた。」と。

東条英機首相は、戦争するために、不都合な「日本必敗」の報告を、精査すること無く無視したのです。

今、東京武蔵野市の、市立歴史館でB29をテーマにした企画展が開かれているとのことです。

武蔵野市も、軍需工場があり、B29の空襲を受けたのですが、圧倒的な物量の差があったのに、始めた戦争

の愚かさを、企画展で明らかにしているのです。

米軍は、宣伝映画で、米国民に「豊富な資源があるので、必ず日本を打ち破れる」と自信満々だったのです。

飛行機製造工場に、たっぷり積み上がったアルミ二ウム材、次々に組み上がっていくB29の映像。

かたや、日本では、家庭から、こまごま金属片を供出させて、飛行機や銃弾を作っていたのです。

政治家が起こす、最大最悪の人災である戦争は、政治家が、「不都合な真実」から目を背けることで起こるのです。シミュレーション結果は「日本必敗」の、不都合な研究結果から目を背けたのです。

そして戦争中も、戦争終結の時も、戦争を起こした政治家は、「不都合な真実」から目を背け、国民をウソでだまし続け、無条件降伏のポツダム宣言を黙殺し、広島・長崎の原爆惨禍すらも黙殺し、戦争責任の追及から逃れるために、「1億玉砕」を言い出し、日本国民が全部死んでしまえば、戦争責任はウヤムヤにできる。と、あがいたのです。

ウクライナ侵略戦争を始めたプーチンも、自分に異を唱える人たちを弾圧、「不都合な真実」から目を背けた償いをすることになるでしょう。

世界の「オタズネモノ」になり、戦争責任の大きさに、おののき、ヒトラーのような首つり自殺結末か、戦争裁判で裁かれた東条英機のような絞首刑結末か、を迎えることでしょう。

政治家が、「不都合な真実」から目を背け無ければ、戦争は起きないのです。

政治家は、戦争が、国民を不幸のどん底に落とし込む、という「不都合な真実」から目を背けてはいけないのです。戦争で、紛争を解決しようなんて、考えてはいけないのです。

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