平和への希い 199 連帯病？でテロを根絶できません 2015.12.8.

平和への希い　199　戦後７０年
　　　　連帯病？でテロを根絶できません　2015.12.8.
　
１２月７日、菅官房長が記者会見で、オバマ米大統領がカリフォルニア州の銃乱射事件を
「テロ」と断定したことを受け、
「日本は米政府及び米国民に連帯の意を表明する。いかなる理由であってもテロは許される
ものではなく、断固非難する」とテロ被害者への哀悼の意も示した。

立場上このように言わざるを得ないかもしれませんが、テロが起こる度に、安倍総理も
テロ遭遇国に「連帯、断固非難」を繰り返してきました。

１２月２日の会見ニュースで安倍総理は、「テロ根絶に協調して責任を果たしていく」
旨の談話。

集団的自衛権を含む安全保障関連法を成立させたことを背景に、国際貢献だ、国際世論だ、
連帯だと、どんどん戦争やテロの泥沼に国民を引きずり込んで行きそうです。

テロの根絶のためという欧米ロの、空爆等武力でテロを圧殺しようしていることに連帯して
本当にテロを根絶できると思っているのでしょうか？
テロの根絶のために、当事国と連帯して「武力行使を止めて、何がなんでも、話し合いの土俵
に乗せることを考えましょう」と言うことこそ、安倍総理が国際貢献するための発言だと思うのです。

話し合いで決着しない限りテロは無くならないのです。