おーちゃんの 「目指せ。日本200名山!」  そして最近、いい加減な家庭菜園 (^^♪ 

日本百名山トレッカー(悪名高い?)を目指して人生後半ラストスパート!

100座完登後は、200名山を目標に!

毛勝山敗退記

2017年05月19日 15時56分33秒 | いろいろな山  山行記録

平成29年5月17日(水)

北陸の毛勝山(2414m)に遠征する。
毛勝谷を詰め毛勝山登頂後、直登ルンゼを滑り下りる
という夢のような?計画を立てるが夢に終わった・・・・

前夜に現地入り。車で入れる片貝第4発電所で前泊。
岳食のカレーうどんを食べて翌日に備える。
もちろん、食後に攣り止めの芍薬甘草湯は服用。
準備万端であった。
長いアプローチは、自転車で頑張ろう・・・・・・
熟睡した。

翌朝、スキー・スキー兼用靴をザックに詰めスニーカーで
自転車を漕ぎ出す。登り切れるとは思っていなかったが
ものの数分????で押し歩きが始まる。
「まあ、帰りが楽だから良しとしよう。」
という感じで、9割以上は押し歩き。

左は片貝第5発電所。その少し先で林道に雪が出てくる。

 

ここで自転車をデポする。
歩きにくいスキー兼用靴に履き替えて出発。

しばらくは道路であるがやがて雪がべったり。
沢割れの所もあり狭い谷あいの嫌な感じ。
このころから「今日は無理かも・・・・」
と弱気が始まっている。言い訳はしたくないが
スキーは邪魔だし(転ばぬ先のアイゼンという
ことでずっとシートラーゲンで荷が重い。)
兼用靴の歩きにくいことと言ったらない。
でも、本当はただの完全な体力不足なのであるが・・・・。

デブリ帯を抜けると明るい沢筋になってくる。
ここは、二又。
左側に毛勝谷を詰めていく。


時に下方で左岸からの小崩落(雪崩ではない)の音が
ドキッとさせて精神衛生上宜しくない。
この沢筋には他の登山者は皆無である。誰か他の登山者が
見えれば、それだけで妙に安心するのだが・・・。

そして三又。
ここは、真ん中の沢を登っていく。
ボーサンのコルは見えやしないけど・・・。 

で、登る気力はとうになくなっているがここで
スキーをデポしてもう少し頑張ってみることに。 

時間は10時半。
1800m地点でギブアップ。
時間はまだ10時半であるがとても無理。 

こんな時は、すぱっと諦めがいい。
ぐったりとへたり込んで山頂ではないがお決まりの
パチリ1枚は忘れない。

毛勝山登山口の第4発電所の標高が480mほど。
毛勝山は2414mなので標高差は1934m。
ほぼ2000mである。これは結構きつい。
体力不足の人間がホイホイと行けるわけがない。

残り標高差600m以上もあり、インポッシブル!!
全くもって、今日は根性なしだった。

しゃがみこんで登ってきた沢を見下ろす。

 

さあ、下ろう。 

 下り始めると沢沿いにガスが湧いてきた。

稜線方面にもちょっとガスが・・・・。 

下るにつれガスが濃くなってくる。
スキーのデポ地点で「さあ、下ろう!」という場面で
先が見えなくなった。登ってきたところなので状態は
判っているが初見では進みたくない。 

デブリ帯は、まったく視界がきかずスキーの
ルートで迷う。何のために板持って来たんだ。
下るにつれ、視界が回復してきた。

これで少しは滑れるというもんだ。 

ここは無理。もう、スキーは止め。
履いたり脱いだりめんどくさい。 

疲れていてもやっぱり下りは楽だ。 

左:堰堤をのっこすスノーブリッジ。
  ちょっと怖い。速足でささ~と超える。

右:林道に出て すぐそこが自転車のデポ地。


  ここからは楽勝だ。

途中、最近登られるようになった毛勝山への尾根道の入口。
ここも登り下りがあり、累積標高差は、沢ルートより厳しい。

今度、来るときは やっぱり沢ルートだな。

自転車の下りはらくちんだった。
こんなところ、歩いて下ったらげんなりだろう。
出発地の片貝第4発電所に帰着。

ザックに括りつけられたスキー・ストック・靴。
ほぼ、無用の長物という感じだった。

自転車の下りでは良かったが、行きは辛かったな。

今日のルートです。

全くもって無残な敗退でした。とほほ。

 

さて、山ではないがこれから福島に向かう。

 

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