今日、アマゾンから大きな段ボールでペグの不足分が届いた。
こんなに大きな箱で・・・・
明けると箱の底に貼りついている。
6本注文して1本は届いていたので残りの5本。
これで6本。
ツェルトの4隅に4本、予備2本。
9月の第2週にツェルト山行をしよう。
今日、アマゾンから大きな段ボールでペグの不足分が届いた。
こんなに大きな箱で・・・・
明けると箱の底に貼りついている。
6本注文して1本は届いていたので残りの5本。
これで6本。
ツェルトの4隅に4本、予備2本。
9月の第2週にツェルト山行をしよう。
アマゾンでペグを6本注文。(その他にも注文あり)
ペグは1本だけ送ってきた。
在庫が1本だったらしい。
ツェルトの四隅を止めるため。
15cmの小さなペグ。チタン製。
重さは14g。
残りの5本が来なければ使いものにならない・・・・・。
縦走2日目。
平成27年8月20日(木)
夜半にツェツトを叩く雨音。
「冗談だろ。朝には上がるよな。それにしても寒いな。」
明け方も雨は降り続いていた。
ツェルト内で食事をし、雨具を着込みツェルトを除くすべてのものをパッキングする。
しかし、なかなか外に出る気がしない。
完全にしぼんでしまった。
ぐずぐずしていても始まらない。
ツェルトを出て、びっしょりになったツェルトをたたみザックに詰め込む。
重荷は変わらない。いや、重くなった気さえする。
振り返って笹山北峰の見納め。
行く先がこんなである。まだ、先が見えるから良いが・・・・。
なんだか判りにくい道を進む。
白河内岳 2813m 到着。
一向に良くならない天気。
どこでも歩けるようなところ。まだ視界が効くので高みに向かって登ればよい。
ふと地面に目をやると、ベリー類らしき植物あり。
晴れていれば素晴らしい稜線散歩となるだろうに。
で、大籠岳 2767mに到着。
この山は、100高山にカウントされている。
次は、広河内岳を目指す。
この稜線では人に会うこともない。
広河内岳 2895m 到着。
この山も100高山である。
農鳥岳まで行く予定であったがこれ以上歩く気がしない。
もう勘弁、いやになったので下山を決める。
大門分岐へ下る途中で広河内岳を振り返る。
写真では判りにくいが分岐の黄色いやぐらが見えてきた。
大門沢への分岐到着。
雨は上がったようである。
雨具のジャケットを脱ぎ、あとは下るだけ。
急な下山路。
ナナカマドだろうか。
水はまだ4リットル近く残っている。
この先、水場もあるし、少しでも荷を軽くするため2リットルを廃棄。
2kgの減量はほとんど実感できなかったが・・・
大門沢小屋到着。(レンズが曇ってしまった。)
立ち寄ることもなく先を急ぐ。
雨で滑りやすい橋を渡る。
沢の水量は多くないので怖くはないがロープはしっかりと握る。
発電所の取水口が見えてきた。
ふわふわする吊り橋。
砂防工事のため登山道が付け替えられており、登りが・・・・。
辛い。
林道の登山口に到着。ここからは林道を下るだけ。
仮小屋で泥だらけになった雨具を脱ぐ。
厳しい下山路だった。
奈良田第1発電所 このトンネルから一般車は入れない。
ここに登山ポストがあった。
ようやく戻ってきた。
途中挫折しての山行であったが天気の悪い時には仕方がない・・・・
と、天気を言い訳にしておこう。
本当は、辛い登りと重い荷物に先に進む気が失せてしまったのだが。
(こいつは雨降りではなかった昨日の話である。)
この周回コースは、早い人は日帰り。
1泊2日できつきつの今回のコースでした。 ↓
さて、次はどこへ行こうか。
お気に入りのドラマ、NHKの「美女と男子」を見終わって就寝。
平成27年8月19日(水)
若干寝たりないが朝3時に東京出発。
目指すは南アルプス・白峰南嶺。
登山口の奈良田には5時半ぐらいに到着。
広河原行きのバスが出るところで妙齢のバスガイドさん?声を掛けられたが丁重にお断り。
奈良田湖の吊り橋手前の駐車場に駐車。
出発の準備をするが今日のザックは19Kg弱の重量でどっしりと重い。
春に購入したザックは70リットルの大型でいらないものまで詰み込める。
気づいたらぞっとする重さとなっていた。(内、水6リットル)
揺れる吊り橋を渡って、黒河内岳へ突き上げるダイレクト尾根の取付きに向かう。
取付きからはご丁寧に手すりが設置されている。
鼻からの急登で先が思いやられる。
一登りすると山の神に到着。
林の尾根道を黙々と登る。
水場の分岐。もちろん寄らない。今日は、2日分の6リットルを持ってきている。
シャリバテしたらかなわない。しっかりとエネルギー補給。
ルートはしっかりしている。(テープも多い)
それにしても重さが堪える。
右にあるのは腹巻ではない。腰が悪いのでサポーターを着用。
そして、右ひざにも丈夫なサポーターをつけている。
まとわりつく虫対策にハッカスプレーを顔に拭きつけると・・・・
眼は塞いでいたものの強力な刺激に悶絶。
10分ほど涙を流すことに。
身体もやることもズタボロ。
亀の歩みでひたすら登る。
おおっ!黒河内岳が見えたか。
黒河内岳の南峰に到着。
「やったね!」という感じはしない。
もうバテバテでめげてしまったのだ。
今日は、大籠岳まで足を延ばす予定であったが気力もなくなり挫折。
「今日は、ここまででいいや。」
とは言うものの、少しでも先に行くことに。
まずは黒河内岳(笹山)北峰へ。
黒河内岳(笹山)2733m、ここは100高山の一つに数えられている。
お決まりのパチリ1枚。
左手前ののっぺりした山が蝙蝠岳、正面奥は塩見岳かしら。
悪沢岳・・・
明日向かう稜線には気になるガスが出始めている。
山頂からぐるり1周 ↓
さて、今日のねぐらを探そう。
北峰の北側に移動し、稜線上の少し平らなところにビバークをする。
早速、先日仕入れたミゾーのスコップで地面を均す。
このツェルトは、100名山のロングコースでお守りのため?に購入したもの。
宝の持ち腐れ・・・・いや、豚に真珠か・・・・アライテントのツェルト。
1度も使うことがなかったが、持っているのだから使ってみよう。
そんなことで今回の山行のお供となったものであった。
ポールはストックを利用。
中にシート・マット・シュラフカバーをセット。
ごろっと横になってみる。
ふむふむ、なかなか上手く設営できた。
しかし、100均で買ったビーチサンダルは、ツェルトから1歩出たとたんに鼻緒が抜けた。
つまらないものを持ってきた。
くそっ!
だんだんガスが多くなってくる。
でも、明日は天気が良いはずだ。
良いはずだった・・・・・。
ローラちゃんの宣伝している飲み物をちびり。
こんなものを持ってくるから荷物が重くなってしまうのだ。
明日はがんばるぞ。
zzzzzzzz
<<<つづく>>>
平成27年8月19~20日
南アルプスの白峰南嶺に行ってきました。
奈良田からダイレクト尾根を上り、黒河内岳(笹山)でビバーク。
北上して大籠岳~広河内岳を縦走し、大門沢から下山。
大門沢降下点方面より広河内岳を望む。
重荷と雨降りで完全にめげました。
詳しくは後ほど。
スコップを購入しました。
ミゾーのモグです。
何のためかって・・・。
利用方法の通りです。
かなり小ぶりです。
ちゃんとカバーもついています。
MIZOの刻印の下にはチタニウムとあります。
これをザックに忍ばせて来週にも南アルプス・白峰南陵へ行こうと思います。
平成27年8月7日(金)
ヒュッテ前から蝶ヶ岳山頂はすぐです。
標高2677m、日本100高山の96番目の山。
素晴らしい展望です。 ↓
先週登った剱岳も素晴らしいのですが、どこから見ても判る槍ヶ岳は眺め最高です。
山頂でお決まりのパチリ1枚。
光の加減が悪く、シャープに撮れていませんが槍ヶ岳。
そしてか涸沢カールを取り囲んで北穂高岳~涸沢岳~奥穂高岳。
雪もなくなりすっかり夏の装いです。
やや知名度には欠けますが蝶ヶ岳は本当に展望に恵まれています。
2677mのここは、長塀ノ頭と呼ばれたところです。
以前は、すこし北にある三角点2664mの設置されていたところが山頂とされていました。
今日は、そこまで足を伸ばしてみます。
一旦、蝶ヶ岳ヒュッテに下ります。
小屋の北側でバンドが演奏していました。
ギター・ドラム・キーボード、アンプも持ち込んでの演奏にはちょっとびっくりです。
小屋の北側に方向盤と避雷針のある小ピーク。
見えない常念岳に向かって進みます。左手には素晴らしい展望。
横尾への分岐を過ぎるとちょこっと蝶槍が見えます。
ひょっこり飛び出していますが、標高はわずかです。
蝶槍は狭い山頂。
一瞬、常念岳が見えました。
ここで少し早いが昼食。
いつもの鱒の寿司を準備しましたがなにか美味しさを感じなくなりました。
うーん、次は何を用意しようか・・・・。
やっぱり、火を使ってしっかりと作ろうかな。
また、蝶ヶ岳ヒュッテ方面に戻ります。
蝶槍の少し南側に旧山頂の三角点2664mがあります。
蝶ヶ岳まで二重山稜を形成しています。
程なくヒュッテまで戻ります。
先ほどまでは1張のテントもありませんでしたが11時でこの様子だと今日は満員御礼かな?
最後に今一度、槍~穂高の山並に見とれて・・・・・。
ひょっとすると富士山でも見えないかと目を凝らしましたが判らなかった。
さて、一気に下山します。
まめうち平からは良く整備された道を調子よく下ります。
ゴジラ(に似ている)の木。
確かに似ている。
力水の水場。
下山中、ずいぶん多くの入山者とすれ違いました。
これほど人気の山とは思いもしませんでした。
駐車場帰着。
なんと、ゲートのそばまで車が駐車していました。
大人気の蝶ヶ岳、素晴らしい展望を楽しむことができました。
今日のコースです。 ↓
さて、次はどこへ行こうか。
平成27年8月7日(金)
会社をずる休み???して北アルプス・蝶ヶ岳へ行きました。
蝶ヶ岳は春に蝶が舞うような雪形が現れることが名の所以だそうです。
東京では35度以上の猛暑日が続いています。
蝶ヶ岳の標高は2677m(100高山)で素晴らしい展望と涼を求め出かけることに。
早朝、東京出発。登山口の三股には4時22分到着。
駐車場はほぼ満杯で運よく1台分のスペースがあり、N-Box+を駐車。
(戻ってきて判ったのですが、区画外の空いているスペースにガンガン駐車されていました。)
4時50分、準備を整えゲート脇を通り出発。
林道の終点には小屋・トイレがありここで登山届(事前に準備済)を提出。
最近は、山の遭難が多く、また御嶽山の噴火の時も登山届を出していないハイカーがいたためなんらかの事故が発生した際に、救助対応や登山届の提出が身元確認などが早いという事もあってでしょうか、今日の三股には早朝にもかかわらず係の方が詰めていて、登山者にカードの提出を促していました。
当日は、残念なことに三股登山道で60代くらいの男性が倒れているのを別の登山者が見つけ通報されました。男性は救助されたが、その後死亡が確認、身元は分かっていないそうです。 ↓
http://www.shinmai.co.jp/news/20150808/KT150807FTI090047000.php
登山口に入るとすぐに常念岳登山道の分岐。
その先で本沢にかかるつり橋を渡ります。
道は良く整備されています。
あれは常念岳だろうか・・・・ふーふー言いながら黙々と登り続けます。
まめうち平まで一汗かきます。ここで半分ぐらいか。
登山道は全体的に見通しがききませんが、たまに木々の間から山が見えます。
「常念岳だろうな。天気は上々だぞ。」
尖がっているところが蝶槍かな。
最終ベンチ、標高2500m、ヒュッテまで0.9 km」とあります。
この上で大滝山分岐点である稜線に到着。
森林限界は超えてハイマツ地帯となります。丸みの帯びた優しい稜線。
先に蝶ヶ岳ヒュッテの一角が見えます。常念岳はガスで隠れてしまっています。
蝶ヶ岳ヒュッテ(手前)に到着。
ようやくと槍ヶ岳~穂高岳に続く北アルプスの大展望にご対面。
信心深いわけではないが、7月28日に登った飯縄山の13仏を紹介。
十三仏
飯綱山の南登山道には、登山口から合計13の石仏が置かれている。
13仏について、一不動の脇に「十三仏縁起」を説明した案内板がある。
十三仏とは、死者の七十七日の至三十三回忌を司る仏なり。
当飯綱山参道に我が九世端応聖麟和尚道標として、一不動
より十三虚空蔵に至十三仏を建立し、現世未来の道標・・・・・・
なんだか良く判らないが「13仏があるよ。」と言うことなのであろう。
山登りの「ここは○合目」とか「1/10」のような目安と同じだと
考えるのは不謹慎かもしれないが13仏も目安としてぴったり。
一応、石仏に手を合わせ、写真におさめてみた。
① 不動明王
② 釈迦如来
③ 文殊菩薩
④ 普賢菩薩
⑤ 地蔵菩薩
⑥ 弥勒菩薩
⑦ 薬師如来
⑧ 観音菩薩
⑨ 勢至菩薩
⑩ 阿弥陀如来
これは13仏ではないが馬頭観音
道中を見守っておられるらしい。
⑪阿閦如来( 阿しゅく如来)
⑫ 大日如来
⑬ 虚空蔵菩薩
多くが山の名前となっていることが判る。
日本の山はほとんどは信仰登山の対象となっていたのであろう。
小さな石仏、これも立派な文化遺産だと思う。