山深い大峯奥駆・・・
令和6年7月25日(木)
4日目 弥山~小仲坊へ下山
4日目、今日の行程はいくらか余裕がある。心配していた雨も上がってよかった。
弥山の小屋で朝食をいただき6時20分ごろも出発となる。
これから向かう八経ヶ岳。大峯奥駆の最高峰1894mである。
苔むした登山道を進むと鹿除けのゲートがある。
八経ヶ岳到着時にはちょうどのタイミングでガスがかかってしまった。
少し進むと先の稜線が姿を現す。昨日の雨で下草や小笹が濡れており靴下を伝って靴に水が入る。ゲーターを付けるなどの対策が必要であった。
楊枝ヶ宿小屋到着。
仏生ヶ岳はパス。もう、体力に余裕はなくなってきている。烏の水は取水ができない。
視界が開けるとそこは孔雀の覗。尾根上を少し北に登れば孔雀岳であるが当然パス。
「覗」を覗くのは怖いのであまり近寄れない。展望は素晴らしいけど。
釈迦ヶ岳方面。右写真の岩場は、左下を巻く道がついている。結構、注意が必要なところもある。
ハーハー言いながら釈迦ヶ岳山頂に到着。釈迦如来像がお出迎えしてくれる。
山頂標と三角点。釈迦ヶ岳の登りで疲れ果てていたのでここでエネルギー補給。
素晴らしい展望。
行く手に見える稜線上にぴょこっと見えるのは大日岳。
深泉小屋に到着。避難小屋よりお堂の方が立派である。
大日岳の山頂へは修験者の行場でかなり厳しいらしい。その前に寄り道の体力がないけど。下山地点の太古ノ辻に到着。
背くらべ石。ここも行場であった。ここまでが北部の大峯奥駆となる。次回はここを起点に南部の大峯奥駆へ入ることとなる。まだ、予定はないけど。
前鬼に向けて下山する。後は下るだけだと思っていたが下るにも体力は必要。途中の二つ岩などゆっくり見ている気にもなれない。早く降りて休みたい・・・・ようやく、目的地の小仲坊に到着。今日は平日のため、無人であるが素泊まり泊で利用させていただく。
大峯奥駆の北部縦走が終わり、ほっとした。途中の水場もなく2.5リットルの水は空となった。(トマトジュース2パッを残しているが)
久しぶりの縦走は、なかなかハードな行程であった。しかし、明日は前鬼口のバス停まで3時間弱の林道歩きが待っている。しかも、バスは1日1本。朝7:31発であるから暗いうちの出発となる。今日も早寝をする。
つづく