トムラウシの山頂到着。
素晴らしい高原を登りつめて2141m。
びっくりした。
あまりの人の多さに・・・・。
30人以上いるだろう。
ぱちっと撮った写真 ↓ お顔が特定できないだろうから混雑ぶりをUPしてみた。
ツアーの団体ハイカーさんが幾グループもいるようである。
30人どころではないかもしれない。
50人ぐらいか。
山頂までの行程でえらく感激していたが山頂に着いたら興ざめした。
なんとか人の写らない一瞬を狙って山頂標をとる。そして三角点も。
お決まりのぱちり1枚。(トリミングして)
景色は最高である。
大雪山方面。
遥かなる彼方の十勝へ続く山並。
山頂は火口のようになっている。
とんがっているのはツリガネ山だろうか?
そのうち、大雪山方面からの団体も山頂到着。
ますます込み合う。
「皆さん~!10時半には出発します。」
大きな声でガイドが叫ぶ。
ツアー団体のハイカーが大挙して下山しそうだ。
長居は無用。
下山することにした。
下山して岩場を過ぎるとすぐにこんな場所。
なんだかほっとする。
大勢のハイカーより小さな花たちを見ている方が楽しい。
テントサイトが見える。
この登山道の状況から大勢のハイカーが入っていることがわかる。
もちろん、自分もその1人であることは言うまでもない。
美しい自然を楽しむこととその保護は相反する。
難しい問題である。
とにかく素晴らしい。
この天気でこの景色・・・・・。
ここを訪れた皆、感激しない訳がないと思う。
コマクサも。
前を行くツアーの人たち。
先に行かせていただいた。
前トム平への下り。
数年前のトムラウシの遭難事故。
7月、雨と冷たい風で大勢の人の命が奪われた厳しい環境。
今日は、暑くて日に焼けるほどの良い天気。
北海道まで来てこんな天気に恵まれ運が良かった。
前トム平から見るトムラウシ。
これが見納めとなる。
コマドリ沢を下り、また登り返し。
ぞっとする泥道。
来る時はなかったが帰りには木道が新設されていた。ただし、ここだけだったが。
トムラウシ温泉コースの分岐。
駐車場まであと700m。
無事に下山する事ができた。
思えば去年、雨の中、トムラウシ温泉コースからのトムラウシ登頂を狙った。
短縮登山道入口までの林道が閉鎖されていたため、今日のコースより5km以上長い
ロングコース。
悪天候で、かつ、ドロドロ具合は最悪であったろう。
そんな悪天候の中、遭難騒ぎがあり、捜索隊が入っていた。
「トムラウシは諦めよう。」そう決断して本当に良かった。
山頂での喧騒を除けば、素晴らしい山であった。
またいつかはテント泊で訪れたい。
↓ 前トム平付近で素晴らしい風景をぐるり1周。
■今回のコースタイムです。
4:15 短縮登山道入口登山ポスト
5:21 カムイ天上
7:09 コマドリ沢出合
8:10 前トム平
10:12 トムラウシ山頂
14:13 カムイ天上
15:07 駐車場帰着
■今日のルートです。(クリックで大きくなります。)
■そして今回の費用です。(帰りに寄り道をしましたがそのガソリン代も算入。)
1500円 日野~羽田空港 空港バス利用
26300円 羽田~千歳空港 往復航空料金
210円 同上振込手数料
15200円 ホンダレンタカー3日間
3000円 幌尻山荘2泊分(宿泊しなかったが)
80円 同上送料
3500円 シャトルバス(とよぬか山荘~第1ゲートの往復
5583円 ガソリン代
1160円 羽田~日野交通費
710円 日野~自宅タクシー代
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57243円 合計(飲食費お土産代含まず)
帰りに飛行機の羽田到着が少し遅れ、空港バス最終に間に合わなかった。
モノレールで浜松町~東京経由で中央線に乗るがお茶の水で停車中、
向いの電車で人身事故。
大幅に遅れて、自宅までの道のりは疲れ果ててタクシーに乗った。
こまごま入れれば1山当たり3万円位かかってしまった。
ふーむ、北海道は出費がかさむな。
日本百名山 第78座 トムラウシ 終わりました。
さてさて、次はどこを目指そうか。