おーちゃんの 「目指せ。日本200名山!」  そして最近、いい加減な家庭菜園 (^^♪ 

日本百名山トレッカー(悪名高い?)を目指して人生後半ラストスパート!

100座完登後は、200名山を目標に!

トムラウシは諦めよう。

2011年07月08日 16時58分55秒 | 雑記

平成23年7月6日 早朝

前日の後方羊蹄山登山を終え、今日はトムラウシを目指す。
前夜に登山口のトムラウシ温泉に移動。

しかし、短縮登山道への林道は、一部崩落のため通行止めとなっていた。

それでは、往復3時間少々、余計にかかるがトムラウシ温泉から登りはじめよう。

そう考えた私は、レンタカーの中で車中泊を決行したのでった。
体を十分に伸ばすことができない姿勢・そしてルーフをたたく激しい雨音。
これでは睡眠が充分にとれず前日の疲れも取れていないかもしれない。

しかし、明け方、3時半ごろより駐車場に夜中についた1台の車の連中が出発準備。
雨の中、テントを撤収して手際の良い熟練の作業。

私 「凄いな。雨なぞくそくらえか。」

 

そして、温泉宿からマイクロバスと乗用車が続いて出発。

私 「くそっ!宿泊者は優遇して通行止めの林道をマイクロバスで送迎してもらえるのかよ。」

 

私 「しかし、ツアーの連中は凄いな。この天気の中、躊躇せず出発するのは。」

私 「川の水量が多いし、途中の沢の横断箇所は増水していないだろうか。」

 

独り言ではない。心の中の言葉である。

 

いろいろと考えたがせっかく北海道まで来たのだから間もなく天気も回復するだろうから
ここは、完全装備でロングコースに向かおう。

 

雨具を付けていよいよ出発しようとしたところ1台車が降りてきて男性が私にこう尋ねる。

男性「これから山に行くのですか?」

私 「ええ、まあ。」

男性「昨日、遭難者が出てヘリが捜索しましたが見つかりません。
   今日も捜索隊が入っています。上は凄く天気が荒れています。
   こんな時入山しても捜索している警察の方に見つかれば下山しろと言われますよ。」

私 「ああ、そうなんですか。(シャレではないけど)」

あのマイクロバスは捜索隊の皆さんが出かけて行ったのか。
とんでもなくパワフルなツアー客だと思っていたのだが・・・・・・。
捜索隊の皆さんが、なんとかして遭難者を発見するために天候が悪い中出かけていったんだ。

素直な?私は、即座にトムラウシを諦めた。
本音は、行きたくなかったのだと思う。

 

トムラウシ温泉。早朝の雨でピントもなにもありゃしない写真。

 

2009年7月に合計10名の大量遭難死者が出たことのある山だが天気次第で天国から地獄へとなる
美しく恐ろしいところなのであろう。


下に読売新聞のニュースを掲載した。

5日午前1時頃、北海道の大雪山系トムラウシ山(2141メートル)に登山に出かけた
神奈川県横須賀市佐原、無職藤井忠雄さん(66)と連絡が取れないと、家族から道警新得署に
通報があった。
同署員らが捜したが見つからず、遭難した可能性があるとみて、6日早朝から山岳救助隊員など
約20人態勢で捜索を再開する。
発表によると、藤井さんは4日午前5時に単独で麓の東大雪荘を出発、同日午後4時半に下山
する予定だった。同山付近は4日早朝から雨で、登山道の一部は鉄砲水になっていたという。

(2011年7月5日19時52分  読売新聞)

 

続報 : 未確認ながら遭難者は無事発見されたとのことです。よかった。

 

そんなことで、6日はトムラウシを諦め、十勝岳に向かうこととした。

<<<続く>>>

 

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山行記録  53・後方羊蹄山  その2

2011年07月08日 13時02分12秒 | 日本100名山  山行記録

 目指せ!100名山。

難関は遠隔地の山々です。

今年の夏は3泊4日で北海道を計画。

7月4日に千歳空港に降り立ちましたが、天気は雨。

予報でも雨でしたので「想定の範囲内」なのですが、やっぱり嫌。

 

札幌で市内観光をして、5日の早朝、喜茂別町の羊蹄山自然公園からの真狩登山コースから

山頂を目指すことにします。

 

平成23年7月5日

  

駐車場そばの登山者カードBOXに入山届を提出して出発。

この公園のキャンプ場の道を進んで行くと、真狩登山コースの入口に到着。

雨こそ降っていませんが、天気はよくありません。 

 

登山道はじめっとした樹林の中を進みます。1合目から9合目まで表示があり励みになります。

白樺のこの風雪に耐えてねじれた巨木は、昨年訪れた羅臼岳でも見かけました。

しかし、木々の葉からしずくが雨のように落ち、まるっきり雨の中を登山しているよう。 

 

ガスで全く景色が見えません。

登山道の脇にウコンウツギ(だと思う)が咲いています。 

 

8合目をすぎ、がれ場を巻き気味に進んでいきます。 

ウコンウツギの大群落が素晴らしい。

 景色は相変わらずだめ。

 頂上部の稜線到着。

ここは大きな火口となっておりぐるっと回ることができます。

右回り(岩場経由)で後方羊蹄山最高地点に向かいます。

風が強い。そして寒い。

 

山頂への道は岩場もありますが危険なところや迷いやすいところはありません。

 

最後の山頂への登り↓

 

 

やっと登りつめた山頂。

後方羊蹄山1898m。

シリベシ山と言うそうです。

 

展望は全くなし。

風が強くて寒くて・・・・・長居は無用。

山頂をぐるっと回って下山しよう。 

そのまえにお決まりのパチリ1枚。

 

岩場から穏やかな稜線に変わります。

全く火口の形状は判りません。 

 

 そんな中、可憐に花咲く高山植物。

 

雪田と湿原。

天気が良かったらずいぶんと変化に富んだ山頂一周で楽しかったろうに・・・・。 

 

真狩下山コース降り口に戻りました。

ここからは登ってきた道を忠実に下るだけ。

一気に下ります。 

 

登山口に戻ってきました。

ここまで下れば駐車場はもうすぐ。

 

山登りは天気で印象がまったく違います。

今日は、天気のおかげでシリベシ山のイメージがあんまり・・・・・・良くありませんでした。

 

本当は、こんな山頂だったようですが。 

もっともこのパノラマ写真でも遠望はだめです。

なかなかグッドタイミングと言うわけにはいかないようです。

 

 帰りに喜茂別から後方羊蹄山方面を眺めましたが、やっぱりその姿を見せてくれませんでした。

 

■今回のコースタイムです。

06:57  駐車場出発
07:02  真狩登山口 
08:35  5合目
10:27  山頂火口壁の稜線
11:05  後方羊蹄山山頂
12:42  5合目
13:44  駐車場 帰着

日本百名山 第53座 後方羊蹄山 終わりました。

 

さてさて、次は、トムラウシ十勝岳を目指します。

なぜトムラウシなのか。

<<<つづく>>>

 

 

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