ひのっき

あったかくてぐっすりでごはんがおいしくてよかったねうれしいねなんて小さなしあわせ探し雑記

聖路加国際病院 人間ドック

2005年06月30日 | 絵日記
という訳で、聖路加国際病院へ人間ドックに行ってきました。
いやー、快適でした。設備やグッズの清潔さもさることながら、スタッフのサービスが高級ホテルクラスのハイレベル。
フロアのあちこちにキレーなコンシェルジェが立っており、順路や要領を輝くような笑顔で案内してくれます。うーむ、美人にこんなに優しくされたら、なんだか逆に血圧と心拍数が高めに出ちゃうかも・・。また痛くないようにとの看護師さんの配慮が素晴らしく、注射が全く痛くありません。
肝心の検査もかなり広範囲な項目を調べてくれ、ほとんどの結果がその日のうちに出ます。帰る前に結果をPC画面上に表示し、先生が具体的に数字や写真を示しながら逐一丁寧に分かりやすく説明してくれて、非常に安心できます。
最大難関の胃カメラも、それなりの違和感はあるものの前回他の病院で受けた時に比べれば雲泥レベルで楽チンです。うーむ、同じ検査でもやり方でこんなに違いが出るんだなあなんて。
ともあれ、噂以上に快適で質の高い、お奨めできる人間ドックです。

お酒 人生

2005年06月28日 | 絵日記
という訳で職場の送別会に出席。
が、なんと人間ドックの前日ということで、おいらだけお酒が飲めません。
周りの人々が楽しそうに酒を酌み交わしテンションを上げる中、一人チューチューとオレンジジュースをすすります。
お酒がないと、人生ってやっぱり味気ないんだろうなあなんて修行僧な夜でした!

正泰苑 町屋駅前店

2005年06月26日 | たべもの。
という訳で、☆まがり★さんが感動のあまり人生で初めて二皿平らげたという、幻のレバ刺しを求め町屋の正泰苑へ行ってきました。
で、いや、もう、感動しました。☆まがり★さんお奨めのレバ刺しはもちろん、どの皿一つとっても世の中にこんな旨い肉があったのかと、知らずに漫然と生きてきたこれまでの人生が無駄に思えてしまうレベルのもの凄い美味しさです。
と、今回は長文なので結論を先に述べつつ、以下レポートです。
レバ刺しは早い時間に行かないと無くなるとのアドバイスに従い、開店の17時で予約し16時55分に到着。ちょっと早く着きすぎたかなーと恐々中に入ると、なんと概ね満席になっています。実質予約制なのに開店前に席が埋まってしまう店って一体・・・。
で、いよいよ憧れのレバ刺しとご対面。ツヤツヤの刺肉をすっとつまみ一口。うわあ・・なにこれ・・。何にも例え難い信じられない美味しさです。なんていうか、極限まで濃縮されたコクが、舌の上にねっとりと旨みを広げながらトロトロと官能をとろかしていく感じ。で、特筆すべきはその香りで、全く臭みが無いのはもちろんのこと、絞りたての牛乳を思わせるほのかな甘い薫りが鼻に抜け、呼吸するたびに意識が陶然となります。うむう、確かに銀河系広しといえども、これほどのレバ刺しにはちょっと巡り会えないかも。レバ刺しは駄目だといっていたさっちゃんが美味しい美味しいと平らげてしまいました。
そして上カルビは脂と肉の絶妙なバランスが生み出す旨みがタレの山葵醤油とマッチし、未経験領域の美味しさを演出します。うーむ、焼肉に山葵醤油って、よほど肉質に自信がなければ出せないものだって聞いていましたが、まさか若造年代の今日この瞬間にこの上質が味わえるとは・・。
またハラミはハラミとは思えない柔らかな食感と赤みの旨みが、ホルモンは舌の上でとろけてなくなってしまう不可思議な脂の旨みが、驚愕レベルの感動を胸にきざみます。またこれがいちいち白いご飯によくマッチし、お箸の国に生まれて本当に良かったなんて認識を新たにします。
うわうわーなんて追加で上ロースを注文すると、品切れですとの答え。17時開店の店で17時40分に注文して品切れとはどういうことやーと思いましたが、何やら予約でお取りおきのお客様がいらっしゃるとのこと。ふふ・・・さすがに常連は戦い方をよく知ってやがる・・なーんて仕方が無いので中ロースを注文。「生でも大丈夫ですので山葵醤油でお召し上がりくださーい」との店員さんの言葉に従い、生で一口。う・・うーん、中でこれなら上はどうなっちゃうんだなんてもの凄い鮮度。牛肉と言われなければそのままお刺身ってことで納得してしまいそうな爽やかな味わいです。またこれに炙った程度に火を通すと味と旨みがぎゅっと増幅されて、どういうこと?なんて目が遠くなる美味しさ。涙目になりながら夢中でごはんにのせつつ頬張ります。
デザートのマンゴープリンも甘すぎずまろやかな味わい、そして食間にぐい飲みするマッコリが、これまたその透き通るような柑橘系の香りがすばらしくめちゃうまです。
店員さんの対応も丁寧で気持ちがよく、うーむ、これってもしかして京城越え?正泰苑恐るべし。
お値段は2人で10,000円と、この品質を考えれば相当リーズナブルと言える水準。
紹介してくれた☆まがり★さんに大感謝の、絶対お奨めな超名店です。
正泰苑 町屋駅前店

群ようこ 挑む女

2005年06月24日 | どくしょ。
群ようこ先生の「挑む女」を読みました。
面白かったです。いつもながらの群節がびんびんに冴え、大変だーあははなんて軽快に読み飛ばせます。
それにしても群先生の、女の人達がそれぞれに悩ましい状況の中、トホホーなんて言いながら何とかかんとか問題を片付け、エイやソイやに生き抜いていく描写はなにげに見事です。
篠田節子先生と群ようこ先生の短編って、女性の生き方というジャンルで結構主題がかぶる作品が多いのですが、同じような設定とテーマでも、篠田先生の筆ではそれが「怨念」に展開され凄惨なラストに、群先生の筆では「トホホー」に展開されほどほどなラストに帰着します。
人がなにやらそこそこシアワセに生きていくためには、「トホホー」ってのが一つのコツなのかもなあ・・なーんて思ったまったり読書タイムでした!

六本木ヒルズ てんぷら みかわ

2005年06月22日 | 絵日記
という訳で、六本木ヒルズの昼下がりです。すきっ腹を抱え、けやき通りをぶらぶら歩いていると、ある店のメニューボードに目が釘付けに。「ヒルズ特丼 2100円」?。その店とはなんと「てんぷら みかわ」。夜食べれば2万円、昼でも6千円は下らないと言われている、天上界レベルの高級店の味が2100円で体験できるとあっては探らずにはおれねえとふらり入店。
凛とした清潔な内装の中、通されたカウンター席では美味しんぼ(雁屋哲先生/花咲アキラ先生)で見たようなこってり感溢れる食通達があれこれ薀蓄をたれまくる大変な雰囲気。うむう、こういうステレオタイプな世界って本当にあるんだなあなんて。
カウンターの中では職人さんがピクピクうごめく海老をザクリとさばき、魔法のような鮮やかな手つきでカラリと揚げては次々と客前の皿の前に乗せていきます。さすがみかわ・・これが一流店の仕事かよ・・。
それにしてもこれが2100円で味わえるならすごいよなあなんてボーと眺めていたところに、仲居さんがお待たせしましたーなんておいらの前に何やらおもむろに菜っ葉と混ぜご飯を置きます。「このレタスにこのご飯を包んでお召し上がり下さーい」。
・・・???・・・!!!。
なるほどー。数瞬にして謎が氷解。カウンター内での芸術的な仕事は格安メニュー客には全く及ばない仕組みになっているようです。まー言われてみれば原価的にももっともなんだけど、それならむしろテーブル席の方に座らせてくれるのがの思いやりかもだよなあ・・・なんて職人さんの繰り出す逸品を横目に追いつつ、周りのブルジョア達がサクサク揚げたての超美味しそうな天ぷらをまあこんなものねと頬張るなか、正体不明の菜っ葉巻きを一人・・・はあさすが一流店の味ですねえなんて有難くしょぼしょぼと齧り続けます。
味自体はさすがに美味しくまた店員さんの対応も丁寧で素晴らしかったのですが、なんだか庶民には踏み込んではいけない領域があるんだなあなんて、階級闘争に敗れまくりな有名店のランチタイムでした!

ミリオンダラー・ベイビー

2005年06月20日 | 絵日記
ミリオンダラー・ベイビーを観ました。
泣きました。ぼろぼろぼろぼろ号泣です。
人が背負って生まれた原罪とは何か、孤独の絶望と至福とは何か、社会や神という避難装置をはずされた内面世界における罪とは罰とは償いとは何か、あまりに弱い、心という脆すぎる器しか持たない人という存在が、それゆえ抱え苦しみながら、それでも生きなければならない理由とは何か、・・・なんていったテーマで悩んだことのある方には是非見ていただきたい、絶対お奨め映画です。
ミリオンダラー・ベイビー

青森駅前 アウガ 新鮮市場

2005年06月18日 | 絵日記
青森駅前の新鮮市場へふらり立ち寄りました。POPな外観のショッピングセンターの地下に突如本格的な魚市場が出現といった感じでちょっとびっくりします。
市場内に流れるまったりのんびりした雰囲気の中、なにやらやたら声の大きなおばちゃんの絶妙な営業トークに絡みとられ、中トロ(って言ってるけどどう見ても赤身・・・)とウニ、貝柱と貝紐をふらふらと購入。
どこの地方でも、元気一杯なのはやっぱりおばちゃんなんだなあなんて新鮮市場でした!
Festival City アウガ


青森空港 和食処 ひば

2005年06月16日 | 絵日記
という訳で、青森出張です。市内はがらんとした雰囲気でしたが、帰りの青森空港は色とりどりのお店に人が溢れてすごい活気。一日8便しか発着しない空港でこれだけの店舗が維持できるんだから、すごいよなあなんて。
せっかくだから青森っぽい海鮮物をと発着ロビー前の和食処ひばへ入店。晩酌Aセット(ビール、刺身、もずく、塩辛、漬物)をチョイスしました。で、驚愕。お刺身がもの凄い美味しさです。ピンと角が立ち噛み締めるほどに歯を押し返すようなぷりぷりとした弾力、ほのかに甘みすら感じさせるメロウに新鮮な味わい、なぜ空港内の食堂チックなこの店でこんなレベルのお造りが出てくるのか解析不能です。友人に青森の海産は何でも旨いよとは聞いていましたが、まさかここまでのレベルとは・・・。津軽海峡の計り知れない実力の片鱗を垣間見た青森の夜でした!

田中芳樹 ふくやまけいこ 夏の魔術

2005年06月14日 | 絵日記
大変なことが起こりました(おいらにとって)。なんと田中芳樹先生の「夏の魔術」がコミック版になって連載開始です。しかも作画はふくやまけいこ先生。ふくやま先生は、おいらが昔漫画修行していた時に一番憧れていた心の師匠です。
「夏の魔術」シリーズは田中先生の作品の中でもおいらの一番のお気に入りで、それが尊敬するふくやま先生の漫画で読める日が来るとは・・・、うう・・・長生きはするもんだよう・・・なんて。
ところが、こらー、掲載誌の「少年シリウス」がどこにも売ってなーい。お願いですからちゃんと宣伝して部数を伸ばして、物語が完結するまで末永く続けて下サイ・・・(熱望)
・・・という事情から、やむやまにちょっと宣伝のお手伝いな今日の絵日記でした!
少年シリウス

えーと私信:
誕生日おめでとう!

日比谷駅 都そば

2005年06月10日 | たべもの。
地下鉄日比谷駅B3出口(帝国劇場地下)で、視界の端に気になるPOPが飛び込んできました。「当店の天ぷらは揚げたてです。」店構えはいかにもな感じの立ち食いそば屋。駅そばの天ぷらといえば、べたべたもっちゃりしたカップめんライクながっかり品質のものが多い中、敢えて揚げたてで勝負とは天晴れなりとふらり入店。掻き揚げそば(320円)を注文しました。
で、ざくりと一口。うん、うまいです。きちんと揚げたって感じのサクサク掻き揚げが程よく出汁と絡み合い、本職の天ぷら屋では味わえぬタイプの絶妙な味を演出しています。また麺も、ちゃんと蕎麦の香りと舌触りを備えたしっかり品質、ちょっと濃い目のツユとよくあっています。
これで価格は普通の駅そばと同じレベル。嬉しすぎるコストパフォーマンスです。
日比谷駅にお寄りの立ち食いそば好きには是非お試しいただきたい、お奨めのお店です。