ハムカツ焼きそばパン。
そんなものがあるんですねと購入。
うん、美味しい。
焼きそばにハムカツが組み合わさることで味に奥行きがでて、ほんのり甘味のコッペパンによく合います。
焼きそばとハムカツとコッペパン、B級グルメ界トップたちの共演は何やらゴージャス感がありますね。
総菜パンにハズレなし…か…なんてモーニングタイムでした!
ハルロック(1) (モーニングコミックス) | |
西餅 | |
講談社 |
西餅先生の「ハルロック」を読みました。
面白かったです。感動しました。
人と接するのが苦手で、暇があれば秋葉原のパーツ屋をめぐり一人電子工作にのめりこむ女子大学生「晴」。
ごきぶり検知装置、ぼっち検出装置、おなら測定器など独自の発明を続けますが、周囲からは変人扱いされます。
なぜ白眼視されてしまうのか・・・、そうだ!電子工作のすばらしさを皆に分かってもらえば暮らしやすくなるんじゃないかな。
「困ったことはありませんか?」晴は聞きまわり、電子工作で解決を図ります。
最初は失敗を重ねますが、次第に発明が役立つ場面が増えていきます。
そして積極的に問題解決に向かう姿勢が、人とのつながりを生みネットワークが広がっていきます。
ある発明品が売れたのをきっかけに晴の世界観が変わります。「私の発明に対価を払ってくれる人がいる!」
考えて考えて苦労して形にしたものが、人の役に立つ喜び。
「自分の好きなことを仕事にできる可能性にかけてみたい。」
晴は在学中に起業することを決意しますが・・・というお話。
人の役に立ちたいと努力することがいかに多くの人を引き寄せ協力を呼び込むか、そして自分自身を成長させるかが丁寧に描かれています。
変人ぞろいの登場人物たちが、知恵を絞り力を併せて問題解決を図るなかでめきめきと成長し自立していきます。
ぬう、コメディ漫画でスタートしたのに最後には感動お仕事漫画になってしまったでござるよ。
随所でクスリと笑わせつつ、仕事とは何かについてじっくり考えさせてくれる傑作です。
空きっ腹を抱えながら入ったすき家で気になるメニューを発見。
ポークカレー。(税込450円)
メニュー写真は具材がゴロゴロ入っており、いかにも美味しそうですねと注文。
うひょー!すごい!
巨大な具材たちがメニュー写真の三倍くらいの勢いでごろごろ入ってます。
やっほーこれは嬉しいとぱくり一口。
ううーん!これは美味しい!
ぶつ切り人参の甘み、ごろりジャガイモのホクホク感、そしてボリュームたっぷりの角切り豚肉の旨味、巨大な具材たちの美味が口内を暴れまわります。
「大きいことはいいことだ!」(森永エールチョコレート)
「戦いは数だよ。兄貴!」(ドズル・ザビ)
物量の力を称える名言たちが脳内をめぐります。
あー、美味しかった!満足満足。
たっぷり具材の美味しいカレーが450円で食べられる幸せ、平和な日本っていいですねなんて満腹タイムでした!
美味しいですねえ。
お寿司。
今はランチなら1000円くらいでさっと食べられるお店が多くて有り難いです。
もともと日本古来のお寿司は鮒ずしに代表される「熟れずし」で、保存食でした。熟れずしは発酵させるのに1年弱かかるため、待ちきれない食いしん坊さんたちがもっと短い期間で作れる「早ずし」を考案します。
上方の鯖ずしや柿の葉すし、バッテラなどがそれです。これにより数日から製法によっては一晩程でもお寿司が作れるようになりました。
しかし19世紀初頭、それすら待ちきれないせっかちさんが江戸に現れます。華屋與兵衛。
現代のファミレスにも名を残すその男は、ご飯を一個サイズに握りその上にネタを乗せる「だけ」の料理を考案します。普通に考えると昔からある「おにぎり」の一種なのですが、華屋與兵衛は大胆にもこのメニューをご馳走の代表格「すし」として売り出します。
手間暇のかかる上方寿司の職人から見れば「これが…寿司…?」と唖然とするしかないこの料理、その早さと手軽さが江戸っ子に受け大ヒット、瞬く間に江戸を代表するファストフードとなりました。
野心家の華屋與兵衛は更に軽食からご馳走への脱皮を図ります。雨後の筍のように増え続ける競争相手達と切磋琢磨しながら豪奢なにぎりずしメニューを考案し次々と世に出します。
しかしこれが贅沢を禁じた天保の改革にひっかかり、華屋與兵衛はライバルの寿司職人ともども投獄されてしまいました。当時の牢屋は環境が劣悪で、一度投獄されたら生きて出られる保証はありません。
200年前に幕府の圧力を受けながら、命懸けで握り寿司の開発と発展に尽くした男達のおかげで目の前のこのランチがある。有り難いですねなんてお寿司タイムでした!
あーお腹すいたと上島珈琲に入店。
厚切りベーコンのクラブハウスサンド(520円)と黒糖ミルクコーヒーを注文しました。
厚切りベーコンのクラブハウスサンド、具材たっぷりでなにやら手作り感が溢れてます。
うん、美味しい!
ベーコンの濃厚なコクとチキンの旨味、レタスのシャキシャキ感とジューシーなトマトに焼きパンの香ばしさが絡みゴージャスな美味しさ。
黒糖の優しい甘さが光るミルクコーヒーとの相性もばっちりです。
こりゃ旨いと夢中で頬張りました。
あー美味しかった!満足満足。
クラブハウスサンドを考えたのが誰かは分かりませんが、一説にはアメリカの高級カジノクラブで食べながらプレイできるメニューとして考案されたのだとか。トランプ賭博説のサンドウィッチとか、江戸賭場説の鉄火巻とか、片手で食べられる食べ物ってギャンブル絡みの起源説が多い気がするなあ。
ギャングとバーボンと秘密クラブか…なんて禁酒法時代のアメリカに思いを馳せたサンドタイムでした!