ひのっき

あったかくてぐっすりでごはんがおいしくてよかったねうれしいねなんて小さなしあわせ探し雑記

株式とは何か その1

2007年11月26日 | 投資とか。
さてさて、投資といえばまずは「株式投資」が頭に浮かびますが、
そもそも「株式」って何でしょうか。
なぜ「株式」は売買価格が上がったり下がったり配当が出たりするのでしょうか。
なぜ「株式」は投資の対象たりえるのでしょうか。

大切なお金を投資するのですから、まずは「株式とは何か」について、
根っこの部分から理解したいなあと思います。

そもそも「株式」とは何でしょうか。
その起源は15世紀、ヨーロッパの大航海時代に遡ります。

15世紀、欧州人はある東洋の木の実に衝撃的に惚れ込み憧れ心酔します。
胡椒。
あらゆる食べ物を劇的に美味しく変えるこの魔法のスパイスは、美食家のお金持ち達にその香りがもたらす官能的な旨みから熱狂的に買い求められ、また美食家ではないお金持ち達にもその売買がもたらす利益の旨みから熱狂的に買い求められました。

その最盛期には、同じ重量の銀と同じ価格で取引されていたようです。
ちなみにこのころの銀の価格は、1gがだいたい3000円くらいが目安と言われています。S&Bのテーブルコショー(165円)が20gですので、ご家庭にあるがあの小さな一瓶が概ね6万円くらいと、まあそんな感じの価値だったわけです。すごいなあ。

しかしこの黒いダイヤ、当時でもインドに行けばまあ調味料みたいな価格でごろごろしてて、その辺のご家庭でカレーとかにふんだんに使われちゃってるんですよね。

胡椒をインドで買い集めてヨーロッパまで運搬できれば、莫大な上にも莫大な富が手に入る。

この究極の価額ギャップ、一見濡れ手に粟粟のシチュエーションが男たちの欲望を燃え燃えに燃え上がらせ、金を持つ者は金を、知恵をもつ者は知恵を、どちらも持たない者は命をじゃぶじゃぶつぎ込み、人類史上奇跡ともいえる勢いで、この時代の僅かな期間に近代経済の仕組みのほぼ全てが基礎レベルで確立されます。

さてさて長くなっちゃったので(ていうかまだ株まで到達してないし・・・)、次回に続きます。

投資ことはじめ。

2007年11月25日 | 投資とか。
なにやら一年ぶりくらいの更新です。
携帯を換えたらなぜか撮った写真をPCに移せなくなったとか、タブレットがアレで描く環境がないとか、色々あって絵がupできなくなってしまったので、タイトルからも「絵日記」をはずしてリスタートです。

さてさてこのページではですね、もともと「小さな幸せ探し」ってテーマで、生きてたら色々大変なこともあるけど、でもやっぱり「ごはんが美味しく食べれたらそれが幸せだよね」みたいことを書き続けていたのですが、ある日その前提が根本から崩壊する大事件に遭遇しました。

↓これです。
http://www4.sia.go.jp/sodan/nenkin/simulate/top.htm

社会保険庁の「年金額簡易試算」ページ。
年金をいくら受け取れるか、自動計算してくれるナイスなツールです。

しかしどれどれと自分の条件を入れ、試算してみて驚愕。
「こ・・これは・・・、『美味しく』どころかそもそも『ごはん』そのものが食べられないのでは・・・」

これまで年金って月々結構な保険料払ってるし、なんだかんだ言って「贅沢はできなくともなんとか食べるくらいの金額」は貰えるんじゃないの?と何となく思っていたのですが、とんだ大甘でした。

物価上昇(30年で概ね倍程度)を考慮すると、WHOが定める生存に必要な最低カロリー数をクリアできるかも怪しい大変な数値が出てきます。物価上昇を考慮しなくても、伝説級の耐乏生活でカツカツNGぐらいの数値にしかなりません・・・。

食べられなくて、あえて微罪を犯して自ら刑務所に入る高齢受刑者の方が増えているとの報道にも、そりゃそうかもなあなんて。

定年なんて何十年も先だしなんて暢気に構えていたら、あっという間に路頭に迷いそうです。

うう・・これは自分の年金は自分で作るしか・・。


という訳で、古今東西検索しまくり、三省堂紀伊国屋ジュンク堂で書籍買いまくで、投資について営々勉強中です。

これから投資についてちくちく学びつつ、へーっと思ったことなどを順次書いていこうかと思います。