ひのっき

あったかくてぐっすりでごはんがおいしくてよかったねうれしいねなんて小さなしあわせ探し雑記

回転寿司

2005年12月10日 | たべもの。
えーと、回転寿司が好きです。
気取りも衒いもなく、「さ、どんどん握りますからたらふく食べて下さいョ!」って雰囲気がね、すごく好き。お客さんもね、「あたしゃ寿司が好きで、寿司だけ食べに来てんだョ!」ってね、脇目も振らない黙々とした食べっぷりの方が多くて安心できます。

新千歳空港 郷土料理ユック じゃがいも 

2005年10月26日 | たべもの。
という訳で恒例の札幌出張です。でまた恒例のように帰りに新千歳空港の郷土料理ユックに入店。脂の乗った新鮮な鮭といくらたっぷりの丼とのPOPに魅かれ石狩定食を注文。
で、うーん、やっぱり旨いっす。何が旨いって今回もまたこの付け合せのじゃがバタ。イクラやサーモンももちろん本場ってことで十分美味しいですが、このじゃがバタの旨さはなんていうのか別格感のオーラが漂います。
やっぱり札幌はじゃがいもなんだなあって改めて認識した飛行機待ちタイムでした!

スーパーのお刺身を美味しく食べる方法

2005年10月16日 | たべもの。
という訳で半年間お魚料理教室
に通ったおいらですが、教えてくれた内容が高度すぎて(めんどくさすぎて)、なかなか実生活の中で実践する機会がありません。だって売ってる切り身は鱗も腸もとってあるし、バッテラも鯛めしもあんな手間かけなくても店で食べれるし・・。そんな中、一つだけ重宝してる技術があります。湯引きです。
スーパーのお刺身ってあるじゃないですか。あれって閉店間際に値引きシールが貼られてるようなヤツだと、ちょっと生臭いですよね。ところがこれをですね、まな板において熱湯を上からビューってかけて氷水につけるとあら不思議、生臭さがとれてめっさ美味しくなります。細かく切ってあるやつでやると煮魚になってしまうので、なるべく柵で買うのが吉です(その方がグラム単価安いし)。
夜のスーパーで半額シールに目を奪われてしまった時なんかにお奨めの一手間です。


学芸大学 すし屋の芳勘

2005年09月16日 | たべもの。
どーんと奢っちゃうわよーという今回も太っ腹のさっちゃんに連れられて、学芸大学の「すし屋の芳勘」に行って来ました。
芳勘はさっちゃんのマブダチひろえさんが紹介してくれた、都内でも美味しいと評判のお寿司屋さんです。
店内は白木基調で明るく清潔で和やかな雰囲気。客層の7割が女性です。
カウンターに座り、さっちゃんとひろえさんはおまかせを、おいらは適当に握って下さいと注文。このお店は小鉢の一品料理が有名とのことで、おまかせは小鉢料理から握り、デザートまでその日の一番美味しい物を一通り味わうことができる人気コースです。おいらは寿司にしか興味がないので握り一本槍。
で、いやもう、旨い。めちゃうまです。
とろっとろの中トロ、ホコホコにとろけるアナゴ、脂ののった青魚、ピンと角のたった白身、しゃきしゃきの貝、超鮮度最高の素材に、炙る刻む和える塗る振る最適の仕事を施して出してくれ、一貫つまむごとになるほどー、こんな食べ方もあったんだーなんて感心。涙目の美味しさです。びっくりしたのがエシャロットの軍艦と椎茸の握り。野菜がこんなに美味しい握りになるんだなんて目鱗です。さっちゃんの一品料理もそれぞれがこれどうやって作ったんですか?なんて聞きたくなるような巧みな旨さ。クイクイとお酒が進みます。最高の味に和気に富んだ気楽な雰囲気、うーむ、個人的には銀座久兵衛越え?芳勘恐るべし。
それで腹いっぱい食べて飲んで一人8000円強。決して安くはありませんが、レベルと内容を考えれば納得の価格帯です。
さっちゃんとひろえさんに大感謝しつつ、お魚天国を満喫した極楽ナイトでした!
すし屋の芳勘

池袋 パキスタン料理 マルハバ

2005年09月10日 | たべもの。
という訳で「岡本代表のイラク“食”日記」を読んだおいらはどうしても美味しいビリヤニとタンドリーチキンが食べたくなり、池袋のパキスタンレストラン マルハバへ。マルハバは、在日パキスタン人の方々にも評判の高い、本格パキスタン料理店です。
イスラムのお店なのでお酒は置いてないとのこと。ま、それはそれでってんで、マンゴージュースとマトンビリヤニ、タンドリーチキンを注文。程なく運ばれてきました。
マンゴジュースうめー。マンゴーの実を今絞りました的な素晴らしい鮮度。ストローに時折引っかかる果実片が果汁100%の嬉しいリアル感をかもし出します。
タンドリーチキンも鶏の旨みがぎゅっと凝縮されたような素晴らしい美味しさ。
ビリヤニは、一口食べた瞬間に、ん?っとスプーンが止まるちょっとクセのある味。日本人向けにアレンジされていない頑固な現地の味がします。しかし食べ進めて慣れてくると、そのクセが徐々に旨みに感じられ、最後にはウマかったーというため息に変わります。
この店はボリュームが凄いため、2人でもこの3品で相当お腹が一杯になります。それで値段は2300円とコスト対満腹感も最高ランク。
パキスタン料理が食べたいけどあの辺まだまだ治安が不安だし・・なーんて方はもちろん、日本人に阿らないパンチの効いたエスニック料理をお求めの方にお奨めのお店です。
岡本代表のイラク“食”日記
パキスタン料理 「マルハバ」

盛岡冷麺 三千里

2005年08月29日 | たべもの。
という訳で盛岡駅で乗り継ぎの時間が空いたので、せっかくだから冷麺でも食べようかーなんて駅ビルを探索に。モダーンでオサレーな地下街でたまたま目に付いた三千里にふらり入店。太字で「名物」マークのついた盛岡冷麺を注文しました。
で、ちゅるると一口。う・わ・・うんめえ・・。歯鼓歯鼓と滑らかでかつ力強く歯を押し返すもの凄い麺の腰。また付け合せのキムチが絶品で、麺と絡めるとその旨みが相乗され驚愕レベルの感動的な美味しさが現出します。うわ・・これは・・・なんて夢中で一気に食べつくしました。
東京でも冷麺は食べましたが、全くモノが違う感じです。近くにこんなお店ができたら絶対通うのになーなんて。
盛岡の奥深さを少しだけ垣間見た充実乗り継ぎタイムでした!

正泰苑 町屋駅前店

2005年06月26日 | たべもの。
という訳で、☆まがり★さんが感動のあまり人生で初めて二皿平らげたという、幻のレバ刺しを求め町屋の正泰苑へ行ってきました。
で、いや、もう、感動しました。☆まがり★さんお奨めのレバ刺しはもちろん、どの皿一つとっても世の中にこんな旨い肉があったのかと、知らずに漫然と生きてきたこれまでの人生が無駄に思えてしまうレベルのもの凄い美味しさです。
と、今回は長文なので結論を先に述べつつ、以下レポートです。
レバ刺しは早い時間に行かないと無くなるとのアドバイスに従い、開店の17時で予約し16時55分に到着。ちょっと早く着きすぎたかなーと恐々中に入ると、なんと概ね満席になっています。実質予約制なのに開店前に席が埋まってしまう店って一体・・・。
で、いよいよ憧れのレバ刺しとご対面。ツヤツヤの刺肉をすっとつまみ一口。うわあ・・なにこれ・・。何にも例え難い信じられない美味しさです。なんていうか、極限まで濃縮されたコクが、舌の上にねっとりと旨みを広げながらトロトロと官能をとろかしていく感じ。で、特筆すべきはその香りで、全く臭みが無いのはもちろんのこと、絞りたての牛乳を思わせるほのかな甘い薫りが鼻に抜け、呼吸するたびに意識が陶然となります。うむう、確かに銀河系広しといえども、これほどのレバ刺しにはちょっと巡り会えないかも。レバ刺しは駄目だといっていたさっちゃんが美味しい美味しいと平らげてしまいました。
そして上カルビは脂と肉の絶妙なバランスが生み出す旨みがタレの山葵醤油とマッチし、未経験領域の美味しさを演出します。うーむ、焼肉に山葵醤油って、よほど肉質に自信がなければ出せないものだって聞いていましたが、まさか若造年代の今日この瞬間にこの上質が味わえるとは・・。
またハラミはハラミとは思えない柔らかな食感と赤みの旨みが、ホルモンは舌の上でとろけてなくなってしまう不可思議な脂の旨みが、驚愕レベルの感動を胸にきざみます。またこれがいちいち白いご飯によくマッチし、お箸の国に生まれて本当に良かったなんて認識を新たにします。
うわうわーなんて追加で上ロースを注文すると、品切れですとの答え。17時開店の店で17時40分に注文して品切れとはどういうことやーと思いましたが、何やら予約でお取りおきのお客様がいらっしゃるとのこと。ふふ・・・さすがに常連は戦い方をよく知ってやがる・・なーんて仕方が無いので中ロースを注文。「生でも大丈夫ですので山葵醤油でお召し上がりくださーい」との店員さんの言葉に従い、生で一口。う・・うーん、中でこれなら上はどうなっちゃうんだなんてもの凄い鮮度。牛肉と言われなければそのままお刺身ってことで納得してしまいそうな爽やかな味わいです。またこれに炙った程度に火を通すと味と旨みがぎゅっと増幅されて、どういうこと?なんて目が遠くなる美味しさ。涙目になりながら夢中でごはんにのせつつ頬張ります。
デザートのマンゴープリンも甘すぎずまろやかな味わい、そして食間にぐい飲みするマッコリが、これまたその透き通るような柑橘系の香りがすばらしくめちゃうまです。
店員さんの対応も丁寧で気持ちがよく、うーむ、これってもしかして京城越え?正泰苑恐るべし。
お値段は2人で10,000円と、この品質を考えれば相当リーズナブルと言える水準。
紹介してくれた☆まがり★さんに大感謝の、絶対お奨めな超名店です。
正泰苑 町屋駅前店

日比谷駅 都そば

2005年06月10日 | たべもの。
地下鉄日比谷駅B3出口(帝国劇場地下)で、視界の端に気になるPOPが飛び込んできました。「当店の天ぷらは揚げたてです。」店構えはいかにもな感じの立ち食いそば屋。駅そばの天ぷらといえば、べたべたもっちゃりしたカップめんライクながっかり品質のものが多い中、敢えて揚げたてで勝負とは天晴れなりとふらり入店。掻き揚げそば(320円)を注文しました。
で、ざくりと一口。うん、うまいです。きちんと揚げたって感じのサクサク掻き揚げが程よく出汁と絡み合い、本職の天ぷら屋では味わえぬタイプの絶妙な味を演出しています。また麺も、ちゃんと蕎麦の香りと舌触りを備えたしっかり品質、ちょっと濃い目のツユとよくあっています。
これで価格は普通の駅そばと同じレベル。嬉しすぎるコストパフォーマンスです。
日比谷駅にお寄りの立ち食いそば好きには是非お試しいただきたい、お奨めのお店です。

ハーゲンダッツ マンゴー&ココナッツ

2005年06月06日 | たべもの。
ハーゲンダッツのマンゴー&ココナッツを食べました。
いやー、はー、期待通りのさすがの美味しさです。
ちょっぴり奮発の250円で贅沢感満載のこの至高の幸せ感。ハーゲンダッツって、全国的に流通している商品の中でも最も費用対シアワセ度の高いアイテムの一つだと思います。
ご近所に優秀なパテシエがいなくたって、最寄のコンビニでハーゲンダッツが買える当たり前の特権。平和で豊かな社会って、本当にいいよなあなんてしみじみ味わいーののスウィートデザートタイムでした!

銀座 久兵衛

2005年05月27日 | たべもの。
どーんと奢っちゃうわよーという太っ腹なさっちゃんに連れられて、銀座の久兵衛にいってきました。久兵衛は、「日本最高の名店」というテーマで論じられる場にはどこであれ必ず登場するほどの、江戸前寿司の世界最高峰聖地です。
で、緊張しながら入店するとこちらへとまずは待合室に通されます。そこには北大路魯山人の作品が所狭しと並べられており、ちょっとした美術展のよう。おいらの目には高島屋とかに並んでいる食器と見分けがつきませんが、きっと見る人が見ると凄いんだろうなあ。
カウンターに着席すると、板さんが「今日入った魚で何かおつまみでも作りましょうか」なんて気さくにささやいてくれますが、寿司以外には興味がないおいらはおまかせ握りを注文。日本刀のように美しく輝く包丁。それぞれが別の生き物のようにしなやかに動く職人さんの五指。ぼーっと眺めながら、寿司ってのは一種芸術なんだなあなんて。
味はといえばもう、さすが以上の圧倒的な美味しさです。最高峰の寿司ってのはこんなに旨いものかと驚愕至極。おいらはいつも、コストパフォーマンスというフィルターを通してモノを見たり味わったりしていますが、本物ってのはそういった諸々を超越するんだなあなんて。
緩やかに繰り出される逸品をじっくり味わう夢のような時間。まさに寿司の聖地です。
お値段は一人当たり13,000円と決して安くはありませんが、銀座のこのクラスの寿司屋としては良心的な価格帯。
さっちゃんに大感謝しつつ、コツコツ貯めてまた来ようなんて決意を固にした、巡礼者な夜でした。