真珠と漫画とマーガリン

2018年05月02日 | 日記・エッセイ・コラム
 マルガリータ、テキーラにオレンジリキュールのコアントロー、そしてライムジュースを加えてシェイク、グラスの縁に食塩をまぶしたスノースタイルで提供するカクテル、名前の由来には諸説ありますが、考案者の恋人の名前に由来するというのが有力です。よく間違えられるのが、ピザのマルゲリータ。バジリコの緑、モッツァレラチーズの白、トマトソースの赤でイタリア国旗を表しているようだ、ということでイタリア王妃マルゲリータの名を戴いています。
 マルガリータ(Margarita)はスペイン語、マルゲリータ (Margherita)はイタリア語で、英語だとマーガレット(Margaret)で、鉄の女サッチャー英国首相のファーストネーム、若草物語のお姉さんのメグはマーガレットの短縮形、グレタ・ガルボのグレタもマーガレットの短縮形、日本では少女漫画雑誌の名前でも有名です。
 マーガレットはキク科の花の名前ですが、ギリシャ語のマルガリテが語源で、真珠という意味。そこから花の名前に転じたようです。
 パンにつけるマーガリンも、開発したフランスの科学者が、真珠のように輝くということから名付けたとのこと。
 これだけ世界中で広く使われてしまうと、日本語の木春菊は、出る幕がないのも当然ですね。