チーズを食べて、糖尿病予防!

2015年09月17日 | 日記・エッセイ・コラム
夏バテから、食欲の回復する秋がやってきました。
そんな折、うれしい医学論文が届きましたのでご報告します。
以前、赤ワインの健康効果「フレンチパラドックス」についてご報告しました。
これは、一人当たりの肉消費量は世界のトップクラスであり、また、一人当たり年間67リットルものワインを飲むフランス人が、他の西欧諸国にくらべて心臓病による死亡率が低く、これは赤ワインの中に含まれるポリフェノールによるものであろうと推測されているというものですが、今回は、ワインの最高のパートナーであるチーズが、糖尿病を予防するというものです。

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英ケンブリッジ大学のニタ フォロウヒ氏らの研究チームが発表したもので、英国の大規模コホート研究「EPIC-Norfolk」研究の一環として実施された。研究は、欧州糖尿病学会が発行する医学誌「ダイアビトロジア(Diabetologia)」に発表された。
研究チームは、英ノーフォーク州在住の男女3,500人を、11年間追跡して調査し、食事と糖尿病の発症との関連を調べた。 調査期間中に753人が2型糖尿病を発症したが、ヨーグルトや低脂肪のフレッシュチーズやカッテージチーズなどの乳製品を食べていた人たちは、全く食べていない人たちと比べて糖尿病を発症した割合が24%低かった。 低脂肪の乳製品を種類別に調べたところ、ヨーグルトのみを食べていた人では、糖尿病リスクは28%低下したことが判明した。カップ入りヨーグルト(120g)を平均で週4.5個食べていた。 糖尿病のリスク低下との関連がみられたのは、乳製品の中でも低脂肪製品に限られており、牛乳や高脂肪のチーズなどでは糖尿病リスク低下の効果はみられなかった。 なお、間食としてポテトチップの代わりにヨーグルトを食べていた人では、糖尿病リスクは47%低下していた。
O Connor LM,et al. Dietary dairy product intake and incident type 2 diabetes: a prospective study using dietary data from a 7-day food diary.Diabetologia.2014 May;57(5):909-17.

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この秋、赤ワインとチーズで、生活習慣病を予防しましょう!
(もちろん、呑みすぎ、食べすぎはいけません)