サプリメントのコエンザイムQ10が人気です。
コエンザイムQ10はユビテカレノンという心不全の治療薬と同じ物質で、ユビテカレノンはノイキノンなどの商品名で処方されています。
心筋の酸素利用率を高め、心臓の働きをよくする効果がありますが、効果はいまひとつで単剤で使われることはほとんどありません。処方量も減っており、忘れられた薬の感があったのが、サプリメントとして復活、一躍脚光をあびています。
コエンザイムQ10は細胞のミトコンドリア内でエネルギー物質であるATPを産生するのに必要な成分で、生体内でもつくられるが、加齢とともに減少することや、普通の食事では少量しか摂取できません。
美肌効果があるということが人気の理由ですが、問題はその摂取量。
医薬品のユビテカレノンは1日30ミリグラム(10ミリグラムずつ一日3回)が常用量ですが、サプリメントでは60ミリグラムの錠剤が販売されたりしています。
サプリメントは食品扱いなので、一日の投与量は規定されていません。
正直なところ、ユビテカレノンはひじょうに副作用の少ない薬で、過剰投与されたとしてもそれほど心配はいらないとおもうのですが、サプリメントとなるとどの程度大量に摂取するかわからない。美肌を求めて大量に飲む人がいても不思議じゃない。そうなるとユビテカレノンでは現れなかった強い副作用が出る可能性もあります。
医薬品では投与量が規定されているのに、同じ物質が食品扱いなると規定がなくなるというのはおかしな話です。
早急に規定の見直しが求められる所以ですが、とりあえずはコエンザイムQ10を召し上がる際には1日30ミリグラムを目安にしていただきたいとおもいます。
コエンザイムQ10はユビテカレノンという心不全の治療薬と同じ物質で、ユビテカレノンはノイキノンなどの商品名で処方されています。
心筋の酸素利用率を高め、心臓の働きをよくする効果がありますが、効果はいまひとつで単剤で使われることはほとんどありません。処方量も減っており、忘れられた薬の感があったのが、サプリメントとして復活、一躍脚光をあびています。
コエンザイムQ10は細胞のミトコンドリア内でエネルギー物質であるATPを産生するのに必要な成分で、生体内でもつくられるが、加齢とともに減少することや、普通の食事では少量しか摂取できません。
美肌効果があるということが人気の理由ですが、問題はその摂取量。
医薬品のユビテカレノンは1日30ミリグラム(10ミリグラムずつ一日3回)が常用量ですが、サプリメントでは60ミリグラムの錠剤が販売されたりしています。
サプリメントは食品扱いなので、一日の投与量は規定されていません。
正直なところ、ユビテカレノンはひじょうに副作用の少ない薬で、過剰投与されたとしてもそれほど心配はいらないとおもうのですが、サプリメントとなるとどの程度大量に摂取するかわからない。美肌を求めて大量に飲む人がいても不思議じゃない。そうなるとユビテカレノンでは現れなかった強い副作用が出る可能性もあります。
医薬品では投与量が規定されているのに、同じ物質が食品扱いなると規定がなくなるというのはおかしな話です。
早急に規定の見直しが求められる所以ですが、とりあえずはコエンザイムQ10を召し上がる際には1日30ミリグラムを目安にしていただきたいとおもいます。