今日は人に貸していたCDが戻ってきました。
気に入った本やCDはすぐ人に貸してしまい、戻って来ないことも多い。それはきっとその本やCDが、その人といたくなったからだとおもうようにしています。ものにも居場所を選ぶ権利がある。そのかわりに、帰って来られない本やCDは、おもいでを残してくれています。
読みたくなったり、聴きたくなったりして、買いなおしたときは、最初とは違った存在になっていて感慨深いものです。
それはさておき、今回はすっかり忘れていたので、なんだか新しいCDをもらったような気分で、今、聴いています。
良寛さんが、お金を拾うエピソードみたいです。
ある人が良寛さんに「お金を拾うことぐらいうれしいことはない」といいます。
良寛さんは、托鉢の帰りに、鉢から道にお金を落としては拾ってみるのですが、ちっとも楽しくありません。
そうしているうちに、お金がを転がってどこかに行ってしまいます。
托鉢の大事なお金です。
良寛さんは必死になって探しますがみつかりません。
果たして、やっとみつけてほっとした良寛さんは、はたと、その人の言ったことは正しかった!とおもうのです。