ハッピー&ラッキー

コレクターズとピロウズとANATAKIKOU、その他音楽やいろいろ。

CUREのこと

2007-07-29 | 音楽
しまった昨日一日寝てたので全然眠れない…(小学生)。なのでもう本日分の更新しちゃおうかな。昨日のぶんは、24時前にギリギリでアップしたので書きもらしもたくさんあったし。

というわけでしつこくキュアーですが! そもそもふだんのライブが長いバンドなので、フェスのトリということでちょっと期待してたのですが、期待以上の長い時間プレイしてくれてほんとに嬉しかったなー。キュアーの前のMUSEが25分ほど押して始まったのでそのままキュアーも予定より開始が遅かったもあるのですが、ライブ終わったの0:15ですよ。夜行バスの時間に間に合わないんじゃないかとちょっと焦った。ライブの終了時刻に関わらず出発するという規定があったので(フジロックオフィシャルツアーなのになんという融通の効かない真面目さ)。でもあのライブのさなかはもし時間に間に合わなかったらしょうがねえ朝新幹線で帰るかと覚悟したものです。それくらいよかったんだよ!

メンバーみんな素晴らしかったけど、ベースのサイモンが特にかっこよかったなあ。若いころと見た目がほとんど変わってないけどあんたいくつだ。今エントリート限定盤についてたブックレット見たら60年生まれと書いてあった。47歳ですか…。ピロウズ真鍋さん以上の化け物がここに。でもそう思うとロバも48歳か。すごいなあ。声も出てたし、すごくかっこいいステージでした。サイモンは黒いタンクトップに黒いパンツで、地下足袋をはいたらそのままとび職みたいな格好だったのですが、右の上腕二頭筋にターゲットマークのタトゥーが見えた。変わらないサイモンのベースプレイに、ああ、私この人のベースを低くして腰で弾くプレイスタイルが大好きだったということを思い出し、PV集の中でインタビューを受けているときに「好きなビデオは?」と聞かれたのに「バリー・マニロウのコパカパーナ」と答えてしまってインタビュアーに「自分達のビデオの中で」と突っ込まれてしまうというおばかちゃんぶり(しかもその選曲ってどうなの)も思い出してほのぼのしてしまったもんです。

以前も書きましたが、一度も生で見たことのないキュアーは私にとって現実にいるという実感のないバンドで、しかも周囲にキュアーのファンってほとんどいなかったから、すごくひっそりと好きだったわけですよ。それが、あんなフジロックの一番でっかい会場のトリとして登場し、周囲の人たちはみんなそれを大喜びで迎え、歓声を上げたくなるような嬉しい選曲はみんな一斉に盛り上がり、ずっと昔から大好きだった曲を生で聴くことが出来たというのが本当に夢のようでした。基本的に活動している邦楽バンドって、私はけっこう遠征を苦にしないタチなのでライブを見ようと思えば見られるじゃないですか。でもキュアーだけはほんとに、見たくてたまらないのにライブを見られないバンドだったんです。海外まで遠征して見ることを気にしない人から見れば何で18年も待ってたんだと思われるかもしれないですが、自分にとっては一生生で見られないかもしれないと思っていたバンドだけに感動もひとしお。90年に「LOVESONG」がアメリカでバカ売れしてアメリカツアーをやらざるをえなくなり、一ヶ月かけて船で移動したというほどの飛行機嫌いのロバートとサイモンが、わざわざあんな山中まで出向いてくれて、しかもステージの上は寒かったらしく歌ってるときの息が白いのが見えたんですよ。けど振り返ったロバのシャツは汗で濡れてるの。もうそういうもののひとつひとつが感動的で、何度も言いますが夢のような空間でした。ライブっていいもんだね。

あとライブ前のSEにニューオーダーがずっとかかってたのが笑えた。以前パクられたってアンタ怒ってたじゃん! もう気にしなくなったのかな。私がわかったくらいだからニューオーダーの相当古い曲だと思うぞ。謎選曲も楽しめました。

またいろいろ思い出したら書きたいと思います。