ハッピー&ラッキー

コレクターズとピロウズとANATAKIKOU、その他音楽やいろいろ。

アナタキコウ バナナホール追記

2005-03-28 | ANATAKIKOU
・ビクター、ベイブスターレーベルから7月に新譜発売が決定したそうです。 内容はまだひみつ。クラプトンやジェフ・ベックやイングウェイとギターをはさんで 二時間見つめあうようなものになるそう(松浦氏談)←信憑性は薄いということ。

・帰りにポスターもらいました。会場にもいっぱい張ってあったこの日のライブ 「甘いモンタージュの不思議」のもの。小雨から守りつつ駅に走ったよ。

・もらったフライヤーに、色んな人からのアナタキコウへのメッセージが載ってました。 スピッツ草野マサムネ氏は私の好きなバンドに縁があるなあ。コレクターズの紙ジャケ再発 にもコメント寄せてたし、ピロウズとも友達なんだよね。あと怒髪天の増子直純氏は 「ここ1、2年のうちで俺の日常生活から切り離せなくなったのは横山やすし・きよしのDVDとANATAKIKOUだけである」そうです。かっこいいぜ!

ANATAKIKOU 3/27 梅田バナナホール

2005-03-28 | ANATAKIKOU
アナタキコウのワンマンに行って来ました。

入場がやたらと時間かかってたのは何だったんでしょうか。私のチケ番が遅かったのもあるのでしょうが、5:30開場6:30開演だったのに、フロアに入れたの6:20くらいでしたよ。カーテンの閉まってるステージの上に置いてある、和太鼓が気になります。

入場が押したことででまあ予想はついてましたが、開演も押して6:50くらいのスタート。着物にたすきがけの女性が登場し、例の和太鼓を叩き始めます。しばらくその演奏が続くと、カーテンの向こうからドラムの音が。徐々に開くカーテンの向こうで、ドラムの藤井さんが叩いているのが現れます。和太鼓とドラムの競演はなかなか面白かった。こういうのもいいですね。

それが終わると他のメンバー登場。北條さんが髪が短くなって痩せていて、一瞬誰だか分かんなかったほど印象が違います。今のほうがかっこいいけど…以前の感じも好きだったんだけどな。服は半そでポロ。松浦さんは黄色のキャップに赤いロンT。

一曲目は私の持ってない「リリー」に収録されてた「五つの夜まで」。知らない曲だけど歌詞から判断して。続いて「午後五時の追随画」あーこれもスゴイ好きな曲だ。いい歌だ。ライブで聴くの初めてです。この辺からもう曲順あやふやなのですが(早いな)私の大好きな「甘い種の不思議」やってくれたのは覚えてる。でもちょっとまだ調子が出切ってないのかな、せっかくの二人の掛け合いがいまいちクリアに聴こえなかったような気がします。黄色の道、ヌルイ雨、カリントボンボンと、北條さんの曲が前半に多かった印象。

「こんなにたくさん来てくれてありがとうございます!」と松浦さん。「バナナホールでは何回かやったことあるけど、こんな状態でやるのは初めてで…みんなにもこの光景を見せたい。ステージに鏡を置いて、自分と向き合ってもらいたい! そんなことしたらもう僕らのライブなんててんてんてん、な状態になってしまうと思うんですけど」出た意味不明MC(笑)

途中で藤井さんと、ベースの美奈さんが退場。「ここで二人で、しっとりした曲をやろうと思います」とアコギをかかえる松浦さん。「こういう形、インストアとかではやるんですけど、ライブでやるのあこがれてたんですよ。ちょっと、エゴな感じで」そしてアナタキコウの始まりを振り返る二人。松浦さんが「あの頃は無職で、バイトもしてなくて、バンドもやってないときに、(北條さんから)電話がかかって来たんですよ」ここで北條さん「コイツ(松浦さん)に何度か電話かけてたんだけど、だんだん出ぇへんようになってくるんですよ。明らかにいるときにかけてるのに」なんでそんな意地悪なんですか松浦さん(笑)「それで僕がね、やらない? って」。北條さんから声をかけて結成に至ったようですが、なんか分かったような分からないような結成秘話です。アコースティックコーナーではまず「うろこのない魚」を。その後持っていたアコギを北條さんに渡す松浦さん。「ありがと」と受け取った北條さんに向かい「なんか今日おとなしいな。なんならここで即興で何かやってもいいよ」と聞くのですが、北條さんは「いやや僕ポストマンやりたい」とあっさり返事。次の曲ポストマンだってー(笑)

その後、リズム隊二人が戻ってきて(藤井さんが松浦さんに、飲みかけの缶ビールをあげてました。うらやましい…)「今度はバンドでしっとりした曲を」とのこと。アルバムに収録されているものの、ライブで再現が難しい曲を、サポートを入れて演奏することに。そのサポートは、ベイブスターレーベルのディレクターの方(失礼、名前失念)。ミュージックステーションや夜ヒットにも出たことあるんですよ! と松浦さんが紹介すると客席から拍手が。夜ヒットって、若い子にも分かるのかな。昔の番組だよね。ディレクター氏のガットギターを入れて「不思議なイト」と「眠たい電車」を。

「またたく合図」の後のMC。「またたく合図、って歌詞はなんだろうね? またたく合図、少しも見逃さないで、って、しかもまつげの先まで伝うんだよ? …いい曲だよね!」と自画自賛する松浦さん。拍手が起こると「いや、いいって!」と照れてます。「これは仮歌で乗せた歌詞が、そのまま使えたいい例なんですが、僕はいつもマークシート方式で作曲してるので、75年生まれなのでマークシート世代なんです。Tシャツがびりびりになっても乳首だけは確保、の状態でやっていますが」ああーなんか、せっかく作曲の話が聞けそうだったのに、また変な方向行っちゃったよ(笑)

モーターガールでメンバー紹介。また変な事言ってたようですが、藤井さんと美奈さんのが聞き取れなかったよ。北條さんには「梅雨時に湿った地面に寝かせておいたら、水がこの辺(目頭)に溜まってしまいそうな掘りの深い、北條真規!」なんだよそれー(笑)。北條さんが松浦さんを紹介するときは「みんな大好き、松浦正樹!」と、シンプルで可愛い言い方だったのに(笑)。あとモーターガールのSEのクラップを、藤井さんがスティックを叩いて再現して、それを客も一緒になってやってたのがスゴイ良かった。

最後にWOMAN RECORDで本編終了。もちろんアンコールがかかって再びメンバー登場したのですが、出てきた松浦さん「スミマセン、本当スミマセン、いやースミマセン」と何故か謝りつつの登場。そこで「音源になってない曲を、カバー的なもので、ほとんど即興なんですが」と演奏。一体なんなんだそれは(笑)洋楽のカバーかな? と思いつつ、アナタキコウっぽい歌で良かったです。更に「幻想港町」でアンコールも終了。ところが再びコールがかかりなんとダブルアンコール! 嬉しそうな松浦さん「もう、この気持ちはなんて言ったらいいんだろう。人間じゃないね。僕もう、人間じゃなくてもい」嬉しいんだろうなということは分かるのですが、伝わりにくい表現をする人です。最後の曲は「アーチ越えて」でした。

音源化されてる曲は全曲やったのかな? すごいボリュームの楽しいライブでした。ただ少し気になったのは、松浦さんギターの弦見ながら弾きますよね。ボーカルパートの部分が終わってすぐギター、といったような場面で、最後までボーカルパートを歌いきらずにうつむいて弾き始めてしまうときが何度かありました。私は松浦さんの曲と声が大好きなので、ボーカルパートをもっと魂込めて歌ってほしい! もしかしたら新譜の曲は、まだこなれてなくてギターパートが不慣れなところもあったのかもしれませんが(モーターガールで特に気になった)、もっともっと思いっきり歌って欲しいです。

なんかスゴイ長くなっちゃった。読んでくれた人お疲れさまです。