東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

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思考の幅を広げなきゃ!!

2016-02-10 16:24:30 | 学習全般

高校受験期になって、初めて国語力の乏しさを実感する人は多いです

国文法ですね、

難しい事はまだ理解できていなくても、小学校のテストには対応できてしまうので

その延長の学校のテストの問題で国語力は計れないのが現実なのですが

一般的には学校のテストや成績で、国語力に問題がないと判断する方が

とても多いと思います

受験期になって、なぜ初めてわかるのかというと

学校のテストとは明らかな違いがあるからです


高校受験で国語の何をどこまで理解しておけばいよいでしょう?

読解の知識部分で言えば、接続詞・指示語や隠喩がわかっていれば殆どの問題は

解けると思います

しかし、心情や背景理解は学年などのくくりではなく、

そして学習するのも難しい分野ですし時間もかかります

 

現代っ子の思考力に危機感を持っているのは教育関連に携わる人たちだけでしょうか?

 

もし各ご家庭が子ども達の思考力の乏しさに気がついていながら

「どうすればいいのか」とお考えになっているとしたら?という想定で書いていきますね

 

当教室では、一冊のノートを高校生の生徒さん達に渡し、期限を設けて

投げかけたテーマについて、まとめて来てもらうと言う取り組みをしています

今回のテーマでは、まだ提出が揃っていませんが

一人の生徒さんが早々に書いて来てくれました

今回のテーマは「察しの文化」についてです

日本人特有の「察する」という感覚について、メリット・デメリットをそれぞれ考えてもらいます

いくつかの質問に対して自分の意見を出してから

賛成意見「察しの文化は大切にするべきである、なぜなら・・」

反対意見「察しの文化はない方がよい、なぜなら・・」

などのように、小論文まではいかなくても”自分の意見”をまとめるのですが

この時、「察しは優しさだ」と思ったとすると、それ以外のメリットが何も出てこないのです

いくつかある質問にも、言い換えただけの「優しさ」に触れ、それ以外のメリットについては

まったく触れる事ができないですし、デメリットも単純に言ってしまえば「優しくない」

というまとめになってしまうのです

 

 

こうした発想の弱さや視野の狭さ、つまり思考力の弱さはどうしたら鍛えられるでしょう?

 

ただ一般高校受験ではこうした力はあまり影響しないかもしれません

読み取りや知識問題が優先されているように感じます

しかし、上位難関を狙う生徒さん達にとっては、そこが勝負の分かれ道となるので

鍛える分野が広がると考えれば、難易度の違い、実力の違いもわかりやすいかと思います

 

国語力は読書で鍛えられるというのは本当でしょうか?

これについては先に書いたように、国語テストにおいて知識問題と思考力問題に分類した時では

思考力を鍛える上で役に立つと思います

思考力50点、知識50点なら

読書に費やす膨大な時間より知識を得る為の時間の方が時短で結果が見えやすいという事になります

なので殆ど国語の学習をするという時は知識問題を学習するという形になりますね

しかし、思考力問題にも対応できる力を養わなければ上位難関には届きません

文章問題の中で、知識以外の力を付ける事も勿論出来ますが、それには相当量の問題を解く必要があります

そして、その相当量の問題の解き方が適格でなくてはなりません

つまり、ただ問題を多く解けばよいという事ではないんです

高校受験で思考の幅がなくても、一般校ならある程度突破できます

しかし、大学受験を見据えるなら、高校受験期にこうした力を付ける必要がありますね

 

どうすればその力がつくのか?

それは、当教室に答えがあります!

このお話の続きは、3月12日のお茶会でもみなさんと話し合いたいと思っていますので

ぜひご参加下さい!

 

 

 


2月9日(火)のつぶやき

2016-02-10 05:31:43 | 学習全般