昨年の悲劇的な幕切れから、10か月ほどが過ぎた。やっとこさ今シーズンが開幕してから3試合目での初観戦となった。あの試合の敗戦のショックを引きずったのか春のシーズンも全く観戦せずに終わってしまった。まあ、過ぎたことは忘れて、気を取り直して新たなシーズンを楽しみましょうということで、奇しくも昨年のウエスタンジャパンボウルと同じ、万博記念球技場へ足を運んだ。
第3節となったが、これまで立命は危なげなく龍大、同大を破ってここまで2戦全勝。対する神大は、関大、近大と昨年の上位校を破って2連勝。意気上がるところである。
立命は、ファーストシリーズ、WR北田へのロングパスがヒットし、大きく前進をすると、最後はRB立川がゴール前強引にボールを持ち込んでTD。早くも立命が先制する。
この試合、QB荒木のパスが冴え、24回試投、18回成功、2TD、322ヤードを稼いでいる。また、オフェンスで目立ったのは、WR福田、RB北川。ともにTDを1回ずつ決めている。よくよく見てみると、立命のオフェンス、めずらしく高校時代、野球部だった選手が多い気がする。WRでは、北田(北大津高)、高田(土佐高)福田(大阪偕星高)RBでは、北川(健大高崎高)高山(大阪偕星高)など。結構強豪校出身なんだよねえ。これまでのアメフト経験者中心から、他競技出身の身体能力の高いメンバーを加えて、オーバーパワーして行こうというところか。関学も近江高校出身のWRが活躍してたものな。
試合は、立命が前半を24-0で折り返す。1回神大がFGをチャレンジしたが不成功に終わり、それ以外は危なげない展開だった。2回ほど、パスラッシュをかけたところに、フリーになったレシーバーに決められる場面が2回ほどあったが、ランディフェンスは、27ヤードしか喪失していないので、ディフェンスも、DLを中心に神大を抑え切った感じだ。
後半は、途中からQBが荒木から野沢へ変わった。これからのシーズンを考えると、セカンドQB野沢に経験を積ませることは大事。今日のような展開だともう少し早くてもいいぐらいだと思う。
後半も終始立命ペース。前半同様にパスラッシュをかけた時に、フリーになったWRにロングパスが1本決まったぐらいで、あとは完全に神大のオフェンスを押さえた。ランでの喪失ヤードが27ヤードというのもそのことを裏付けていると思う。
神大は、時折、おおっと思うキレのあるQBのキーププレーやWRへのパスがきまったりしたのだがそれまで。なかなかドライブが続かなかった。
関大戦で活躍したK/P小林も前半に1回FGを失敗したほかは活躍の場がなかった。ただ非常に距離の出るパントを蹴っているので、ぐっと相手を押し戻していた。こういういいK/Pを抱えていると、FGでの得点も計算できるので競った展開になると生きてくるだろうなあ。
神大も、正直悪くはなかったと思う。オフェンスも、今回は0点であったが、これから終盤にかけて、上位争いに食い込んでいけそうな力を感じた。
最終的には以下のスコアになった。
神戸大 立命館大
第1Q 0 7
第2Q 0 14
第3Q 0 7
第4Q 0 14
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計 0 34
次節は、もう来週立命は京都大学、神大は関学である。(←結構面白そう)楽しみである。
ランプレイであまりゲイン出来なかったことが、最終戦の関学戦での課題と思います。
WRの木村選手も復帰して、パンサーズにとって 明るい展望になりました。
今年は、躍進しそうと書いたら、その通りでした。1回生のメンバーを見てると、これから数年は期待できそうですよ。