イカットの島 / バリ島に暮す / 風に吹かれながら

バリ島ウブドの小路は手工芸にあふれています。バリヒンドゥーの信仰に息づく暮らしに触れながら手織りの時を楽しみたい。

Back-strap Loom ( 無機台腰機 / 輪状式原始機 ) で織る 2作目

2016年02月18日 | 腰機 Back tension loom / in Bali / 2016年
4色を使って織ってみました。

整経
96本(1cm=約12本 )
輪の長さ 120cm
上糸 / 紫、下糸 / 緑、
中のボーダーライン上糸 / 黒、下糸 / 茶
色は手前コイルで替えます。




真ん中は上糸と下糸の色を逆転しています。
反対側から写しています。




整経後、機に移します。中筒が抜けないように
気をつけます。


緯糸は経糸の一色を使いました。


下糸ソウコウを作る前に綾をみて間違いをチェックします。


下糸ソウコウを作ります。


平織りの織り方
上糸から。中筒との空間に刀杼を差し込みます。


刀杼を手前に引き寄せて綾をとり、はたきます。




刀杼を立てて、板杼を右側から入れます。




次は下糸。中筒の下側を刀杼で押さえて、下糸を
出し易くします。手前に綾が出ます。


下糸ソウコウを持ち上げます。


持ち上げた空間に刀杼を差し込み、はたきます。


刀杼を立てて、板杼を左側から入れます。


下糸ソウコウと中筒を添わせて、前後に動かして
上糸を上に出します。中筒との空間に刀杼を差し込み、
はたきます。刀杼を立てて、右側から板杼を入れます。
平織りの一往復です。




織り始めが近づき、下糸ソウコウの開口が難しくなりました。
織りを終えました。


輪の織りです。織れない部分は約20cmでした。



〇 両端の耳では折り返す時に引っ張るように
  してみました。少しは揃うようになりました。

〇 チマキ( 布巻具 )に巻く前に織り始めの端を
  ヘムステッチでかがります。


〇 緯糸開口時に浮き糸を入れ模様を入れました。
1. 開口して地糸を入れ、刀杼で軽くはたきます。






2. 刀杼を立てたまま、すくい棒で模様をすくいます。


すくい棒を立て、2本どりの色糸を通します。




次の地糸の開口をして、刀杼を入れて、はたきます。




1と2の繰り返しです。


織り上がりました。
真ん中の色を逆転させてみましたが、ズレて織れるので
余り変わりませんでした。
上糸と下糸を違えることで間違いが見つけ易く、
また整経時に色合いなど決められ、すぐに織れる
手軽さが楽しいです。

糸はデンパサールで購入した編み糸を
使いました。
出来上がりの実寸
織り幅8cm、長さ96cm ( ふさ4cm含む )




表側


裏側


ソンケット織りは閉口して、色糸を通すので
裏側に糸がわたります。
( 以前、おりひめ手織機で織ったソンケット )
表側


裏側





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