イカットの島 / バリ島に暮す / 風に吹かれながら

バリ島ウブドの小路は手工芸にあふれています。バリヒンドゥーの信仰に息づく暮らしに触れながら手織りの時を楽しみたい。

オダラン Odalan の供物の準備

2013年11月18日 | BALINESE LIFE
        写真  花供物をのせて出来上がった供物

お寺の創立をお祝いするオダランが近づきました。ガイドブックによると
210日を1年とするウク暦に基づいて1年に1回または2回、行われるそうです。
村のお寺にお供えを捧げる準備が始まりました。
ロスメンの家族の女性たちは普段と違う花供物や果物や菓子などを高く積み上げる供物を作り、
ご主人のバルーンさんは香辛料の刻みをしていました。
バルーンさんの奥さん、ワヤンさんの奥さん、新婚の次男のお嫁さんのワヤンさんと女性群は
3人になりました。花供物を作っているのはバルーンさんの奥さんと次男のお嫁さんが多いように見えます。
家寺のお参りや毎日のお祈りはバルーンさんの奥さんとワヤンさんの奥さんが時に交代しながらしていました。
この頃は次男のお嫁さんに受け継がれたように思えます。
でも、オダランの供物はワヤンさんの奥さんのカデさんがお母さんに時々尋ねながら作っていました。
高く積み上げるにはこつがあるようです。何度も果物を外しては位置をずらしていました。
新婚のワヤンさんを見ていると結婚後の女性は夫に嫁ぐこと以上に夫の家族の一員として暮らして
いくように求められるように思えます。

  
 支柱になるバナナの枝を切り取り底を平らにします。バルーンさんが支柱を支えるために竹を切り、削っています。
 2本の竹の棒を+文字にしてバナナの枝を強く差し込みます。

    
 4枚のお皿をおきます。それぞれのお皿に顔を表す2つの丸くしたお米(目)と2つの小さな花供物(鼻と口)を入れます。
 始めにバナナをひもで固定します。

   
 竹串をバナナの枝に差し込み、尖らした先にリンゴを差し込みます。1段目を作ります。2段目も同じように作ります。

    
 3段目も同じように果物を差し込んでいきます。4段目にはお菓子をのせます。カデさんお手製のケーキものせていました。 

 
 ビーズの模様の可愛い蓋を載せたところ。

   
 包丁さばきに見とれてしまいました。
 生姜など各種の香辛料をあっという間に刻んでしまいました。


 


最新の画像もっと見る