イカットの島 / バリ島に暮す / 風に吹かれながら

バリ島ウブドの小路は手工芸にあふれています。バリヒンドゥーの信仰に息づく暮らしに触れながら手織りの時を楽しみたい。

ソンケットを織る 4 (手織りの工程)

2013年06月13日 | バリ島伝統織物ソンケット/腰機
6-3 地糸の緯糸を織る。
左手にゴーンクンダン(上糸の糸綜絖)と右手にゴーンクデ(下糸の糸綜絖)を持って
前後に動かし、糸を分け合う。左手でゴーンクンダンを持ち上げ糸の間に
ブンブガンを右から差し込み、上糸と下糸とに分ける。
  写真 たけひごの模様とソロッグ。右からブンブガンを差し込んでいる

ブリダBlida (片側をまるめてある厚く重い木。筬ではたかずブリダではたく)を
右から差し込み筬の外側を強くトントンとはたく。立てて開口する。筬の手前に
トゥンダで地糸の緯糸を通して織る。ブリダではたく。ブンブガンとブリダを右側に抜く。
  写真 右から細い竹で浮き出たモチーフ、ソロッグ、ブンブガン、ゴーンクンダンとゴーンクデ、立てたブリダ、筬、色糸 

6-4モチーフを織る
色糸をモチーフどおりに通す。
  写真 右から立てているソロッグとゴーンクンダンとゴーンクデ、筬、浮いた間に色糸を通している

色糸は2本取りで5回(デザインで異なる)往復したら次のたけひごの上にソロッグを
差し込みモチーフを変える。
    写真 ソロッグとブンブガンを差し込んでいる