日々乃家日誌 まにまに・てい子の日々の発見

母まにまにが娘てい子と始めた、日々の発見を綴るブログです。

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2019年10月16日 | 旅行

遠くの知らない町で。
食事を済ませてホテルの部屋に帰ってきた。

手前に倒れるように変な形で開く窓を閉めて灯りをつける。虫が入るのであまり開けないようにと書いたプレートが置いてある。外が暗くなってきたから、電気をつけたら虫が来るだろう。

カーテンを引いて椅子を引いた時、頭上で羽ばたきの音がした。虫ではありえない、大きな音。

かわいそうにあまり止まれるところもないのに、若そうなすずめが天井近くを右往左往している。空調機にしがみついたり電気のかさにぶつかったり。

何しろ窓が普通に開かないし開口部がほんの10センチほどなので、どうやって出すのかちょっと考える。タオルで捕まえるか。
ベッドに椅子を置いて手を伸ばすけれどあまりうまくいく気がしない。フロントに言って網でも借りるか。

でもどう考えてもフロントにもあるいは10キロ四方にも自分よりうまく迷い込んできた鳥を逃がせる人間がいるとは思えない。

すずめはカーテンにしがみついた。

また飛んだ。

カーテンを開けて窓を開けた。

すずめは窓の縁をみつけて止まった。
電気を消して窓と反対に立った。

ふっと気配が外に飛び立つ。

任務完了。




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通訳

2019年10月10日 | 日記
ことばをひとつふたつ口に放りこむ
みっつよっつ、むしゃむしゃと食べる
何も考えないで飲みこむ

沢山食べるとそこがことばの海になっていて、自分がそこに浸っているのに気がついたりする

鼻をつまんでどぶんと潜る 

(それはことばという情報だけど、夢の素材でもある)

好きに潜る、泳ぐ

染まる

ぐんぐん泳いでそこの水の人たちに混ざってこんにちはと言ってやりとりを観察させてもらう

面白いなあときらきらした目で見せてもらう

もっと潜って思いがけず共通の地形に出会ったりする

世界はこんなにたくさんの異なる相でできている

それを全部乗せて地球はくるくる回る







 




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方便の梯子

2019年10月10日 | 命について
あ、あれだな。

これは、私のイメージの中では、虚空にかけた梯子。

私たちの意識はやるせなく宙に浮かぶ
ただそこにいても進めない
だから方便でできた梯子を使う
型を習う

learnとunlearn
学びと学びほぐし
その結果生じてくるものはart

守破離

ウソでもマヤカシでも梯子を伝って先?に行くしかないから



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政治の話

2019年10月06日 | 日記
政治の話は政治の話のようで、政治の話ではない。

いや、政治の話でもあるんだけど。

それよりもそれは、自分をどう保つか、という話。

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ほんとう

2019年10月05日 | 日記
やっぱりほんとう、じゃないとだめ。

ほんとう、って言うのは間違ってないというだけではなく。

180パーセントの、白よりしろい、ほんとう。

混じりけないほんとうじゃないとだめ。

ほんの少しでも他の理由や目的が入ってたらだめ。

それでついでに気分がよくなってもだめ。

ふふん、と思ってもだめ。

難しい?

でもそこだけやればいいんだよ。

あとは勝手に動いていく。

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