そういえば鬼として生まれ変わった(と言えるとして)キム・シンことトッケビ、あれの本性は付喪神なんだよね、多分。
キム・シン/トッケビという人格がそこに現れるんだから存在の正当性が損なわれることはないけれど。
お話のオープニング、蕎麦畑でキム・シンの生涯を夢に見ていたようなあの刀。直近に命を奪ったキム・シンの血に塗れていた刀に、神が触れてキム・シンのエッセンス/魂がこの世に呼び返される。
私が思うに本体は刀の方で、トッケビはそこから派生したんだと思う。
だから(そんなことが可能として)彼から刀が抜けたら「無に還る」ってことなんだよね。付喪神が成立しなくなるから。
そこまではいいとして、それを解体/分離できる能力を持つトッケビの花嫁ってすごいな。
抜く時にね、もう一度あの刀は血に塗れたよね。泣き叫ぶ花嫁の血。
あの後、刀はどうしたんだっけか。