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日々乃家日誌 まにまに・てい子の日々の発見

母まにまにが娘てい子と始めた、日々の発見を綴るブログです。

探検家のグルーブ

2024年09月20日 | 出会った人たち

春の夢心地とはまた違ういい感じで夏の終わりの世界は/私は一体となって動いている。


ヒフの上だいたい7.8mm まで命を溢れさせて


ずっしりと(まあ、太ったのもある)身が詰まったグルーブ感。


グルーブ感なんて私普段は使わないんだけどな、それはこの前会った探検家のことば。


探検家がジャングルの中にひとり、最初は怖かったのが、ある時闇から響く動物の声、音が素晴らしい音楽に聴こえた。自分から出ている怖いという音が消えて、その音楽の一部になった。

そのグルーブ感。


それがあれば海図もエンジンもGPSもなくても太平洋を草の船で目的の島に辿り着ける、らしい

(そしてそれは衛星通信でライブ配信の予定)


なぜなら草の船は種や微生物や虫や小動物を含む生態系だから。

広大な海に浮かぶちっぽけな島はそれを欲しがるはず。

精子と卵子のように惹かれ合う(かも)


あれ

話が逸れた。


探検家って紹介されて、探検家って‥と思ったけど、話を聞いたらまあ確かに探検家だったよ。


次の航海計画の資金を募ってるらしい。


鳥と話せる人も探してるとか。


そんな人‥


あ、久下さんがいるか。











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笛の奉納

2024年09月05日 | 出会った人たち

じゅんぺいさんの横笛が鳴り始めた時

深い山のどこかで三角の毛深い耳がぴくりとした

ような気がした


石笛がピュイーっと暴れまくる頃には

何頭もの獣がそこらじゅうをはねまくっていた

ような気がした

 

まあ最後にさえずってた鳥は

オオサト先生のバードコールだったけどね







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impression

2024年06月04日 | 出会った人たち

空調の効きすぎた会議室で、ふくよかなその人の首には汗が乗っている。


形式に逃げず大きくも見せず、その人自身のわかりやすいことばで説明は進む。


アジアと西洋が出会うところの、いいとこどりの柔らかな物腰と知性。


隣の席の人と話していた部下に、静かにして欲しいと感情を絡めず伝えるsorry の一言もスマートだった。


世の中の一端を回しているひとり。


会議の後にみんなと握手した。


マイプレジャー、お会いできてうれしいと。


ザプレジャーイズマイン。それはこちらこそ。














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友だち

2024年06月02日 | 出会った人たち

どこにいるの?


ハンズにいるよ


あ、見えた


あ、どうも、と手を上げる彼は上着も鞄も何も持ってない。


たまに会う学生時代の友だちはあらためて見るとどこから見ても大学の化学の先生で笑った。


横断歩道じゃないところを渡ろうとするからちょっと危ないよって声かけた。


全体的には40年前から何も変わらないようにも見える。


ボストンとか成田とか歩いたのがこの間みたいに感じるけど私たちすっかり大人になったんだねえ。


見事に何にも意味のないことだけ話して笑って食べて、じゃあまたねと遠い街で別れた。






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石笛

2024年05月12日 | 出会った人たち

和葉さんが「宇宙の」と言った音を聞きに行ってきた。


(彼女が話した、宇宙を星が行く時の圧倒的な静寂の中に聞こえないはずなのに聞こえる轟音を私も聞いたことがある)


石笛。

静かな山あいにどこまでも甘く許してゆく夕日に浸りながらその音を体験した。


石に自然に開いた穴つまり貫通していない穴に息を吹き込んで音を出す。

一番近いのは指笛かもしれないけれど、それを一千倍強くしたような聞いたことのない音(音なのか?)


通常、音は音源から最短距離を通り私に届く。


だけどその音は暴れ回る野生の生き物(白馬か龍?なぜか色は発光する白に決まってる)のよう。

あるいはランダムに回転しつつ飛び回る複数の円盤(これもどうしてだか直径はこだまスイカ、プリンスメロンくらい)

または降り注ぐ柱状の白昼のオーロラのよう。

音ではないように独自に空間に存在し動き回った。


不思議だなあ。


宇宙の音かって言われたらわからないけれど、確かに横笛を吹く時には地上に戻ってきたように感じたから、そういう意味では宇宙の音かも。


合間に唸る様に響かせた声もよかった。







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