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迷走する消費者庁とエコナ問題

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 もうすっかり、過去の問題になりつつあるエコナ問題。ここには2つの問題があって、一つはエコナが、他の食用油と違って、「高濃度にジアシルグリセロール(DAG)」を含んでいるということ、もう一つは含有成分が体内で発がん物質に変わる可能性があるグリシドール脂肪酸エステルというものが、「一般的な食用油の10~182倍」含まれている・・・というものだ。

 後者は特殊な製法で作るための副産物。新聞記事などを読むと「グリシドール脂肪酸エステルが分解されてグリシドールになるかどうか、分解されたとしても体内に吸収されるかどうかは分かっていない」と厚生労働省の見解を紹介してる。

 何だ、大したことないじゃない?って僕なんかは思うね。世の中には発がん物質なんて山ほどあるし、それが実際に体にどう作用するかなんてわからないことだらけ。

 それで、一部消費者団体が騒ぐ騒ぐ。松永和紀さんが言うように、「トクホがほかの食品に比べてより高い安全性を求められているわけではないはず」なのに。



 ここでも、顔を擡げてくるゼロリスク症候群。エコナが問題になったのはたまたまであって、他のトクホでも同じ問題がいくら出てきたっておかしくないでしょ。

 この団体の事務局長は「遺伝毒性で発がん性が疑われているので、遺伝という言葉がある以上、子供孫にかかわる」って、発言をしてるそうだけど、「あんたバカぁ!?」

 遺伝毒性が何かってくらい調べて発言して貰いたいものさ。消費者団体は、ただ、消費者感情を行政や企業にぶつけるだけの存在じゃないでしょうが!

 あぁ、一つ言っとくと、トクホそのものについては、僕はあんまり好ましく思ってない。健康食品が野放しになってる現状に多少の歯止めが効く程度で、医薬品以下、通常の商品より、多少は健康に寄与するかも・・・まぁ、“おまじない”くらいにしか考えてないよ。それに高いしね。必要経費だから仕方ないけどさ。

 トクホで買うモノ?黒烏龍茶位かな、血糖は気にしてるから。ホンの少しは効能を期待してるよ。プラシーボ程度に。

参考:厚生労働省「高濃度にジアシルグリセロール(DAG)を含む食用油等に関するQ&A
  :松永和紀「エコナ問題で思うこと」「花王に救われた消費者庁と消費者委員会

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コメント一覧

haikyotansaku
差別化してるという点では、まぁ同じでしょうね。保存料抜いてどれだけ安全だっていっても、変わるもんじゃないし、気分の問題ってところも同じ。

エコナもヘルシアも黒烏龍茶も生協扱ってたしね。 扱うのはどうかなって思ってたんだけど。毒性評価は、そうかもしれないけど、安全性に問題になるようなものでもないでしょう。

花王も今回のことでは、大きな損をしたのだろうけど、それまで、さんざん儲けたんだし、同情はしません。CMの関係でタヴーもあるのだろうし、マスコミの追求も甘かったしね。
もこみち
生協さんが保存料無添加の商品を組合員にすすめるのと、トクホを消費者におすすめするのと、消費者の受け止め方は同じでしょ。従来の生協のやり方を企業がまねしているとしか見えないけど。花王は薬ほどの効果はないとは説明しないし、CMイメージとして薬の効果があるようにしているから消費者を誤認させているよ。
ちなみに毒性評価は単に餌に混ぜただけでしょうね。マヨネーズタイプの酢などと長時間混ざったときの変化など確認などしてないよね。ドレッシングやマヨネーズタイプの検査結果見てみたかったな。
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