答えているのは洗剤・環境科学研究会の長谷川治さんという人。はて?この人せっけんメーカーの人じゃなかったか。ま、いいや、この人こんなことを言っている・・・
使うことで環境にあたえるリスク(負担)は、ハザード(危険性)×曝露量(環境へ排出される量)で表せますが、石けんはハザードが低いから曝露量(有機物量)が多くてもリスクは少なくなります。また実際の川、海ではカルシウム石けん(食用石けん)となり魚のエサになって無くなります。合成洗剤はハザードが高いのでリスクも高くなります。(以下略)
↑まだ、こんなこと言ってるの?せっけんは水中の微生物に分解されるから、有機汚濁負荷が高くても問題ない・・・わけないでしょうが!微生物によって有機物が分解される際に水中の酸素を消費してしまうと、酸素を消費する微生物や魚介類が全滅してしまうってことを無視してるよ。分解される際にどのくらい酸素を消費するかは環境負荷を考えるのに重要だってことを知らないのだろうか?
今ならばPRTR法があって、どんな化学物質がどれだけ有害性があるのか客観的なデータがあり、これに基づいて、合成洗剤の主成分であるLASやAEなどが有害化学物質の第一種に指定されてます。
↑なんか劇物みたいな書き方だよねぇ。確かに環境への排出量の管理が必要な化学物質なんだろうけど、こういう脅しまがいの言い回しってどうなんだろう?
合成洗剤追放運動にはこの手の“脅しの論理”が山ほどある。合成洗剤の恐怖を煽り、せっけんを万能の洗浄剤として賛美する。運動の広がりが持てないほど、内輪の論理はより過激になっていく。NON・GMOの運動と同様の“病理”が巣食ってるようにしか思えないんだけど、どうなんだろうか?
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