ヘルストピアダイアリー

ヘルス(健康)とユートピア(理想郷)の造語、「健康天国」「健康別天地」。健康を楽しむ三セク施設。

職人魂に思う

2009年02月22日 | その他
  

  見学は一日だけ(18日)後は報道でしか分かりませんが、
侍JAPANのキャンプ見学は下火になるどころか、
連日大フィーバーを巻き起こしています。
「カラスの鳴かない日はあっても、侍JAPANの報道がない日はない」、
と明言できるほど報道各社とも朝、昼のワイドショー、
昼のニュース、そして夕方のニュース番組に、締めくくりは夜の報道番組と、
選手の移動の様子をカメラが追い、注目のイチローの動きを捉え、
その日の練習で目立ったプレーや、今では33人いる選考選手から
さらに5人絞って28人の枠が決められる
ボーダーラインの選手にターゲットを当て、
一日の練習を紹介するなど話題には事欠かず、
各社とも選手の動きをよく捉えていると思います。

 夜の報道番組のあるスポーツコーナーでイチローの親友でもある
スポーツジャーナリスト義田貴士(42)が、ダッグアウトから
グランドに出るイチローを見つめ、戦闘モードにあるイチローには
絶対声を掛けない暗黙のルールがあることをチラッと紹介してました。
それから二人の視線が合ってようやくイチローが心を許し、
インタビューに応える様子を流してました。



 インタビューの全てまでは覚えていませんが、
ポイントだけを紹介しますと、
今どういう気持ちであるか、と問われ
とにかく28人枠に残ることが先決だと明言、
生き残りにかけていると、
ある意味らしからぬ言葉のニュアンスでありました。

 しかし、この言葉は重いと思いました。
あのイチローでさえ、枠にこだわる姿勢は並々のものではなく、
逆にその言葉はテレビを通じて他の選手にも学んでほしい、
とするアピールの場だったかもしれません。
イチローだから“安泰”ではなく、
イチローでも危機感を持って臨んでいるキャンプであると。

 「世界の」と前置きされる彼にとって
100%当確間違いなしと誰もが認める実力を
ひけらかすことなく、自ら率先して先頭に立ち続け、
侍達を率いる姿に若手がついていかない訳がありません。
19日は休養日に当てられ、宮崎も雨でした。
彼はその予報をキャッチし、日本での練習本拠地である
神戸のオリックスグランドでフリー打撃に汗したと聞きます。
もちろん振り終えると宮崎にとんぼ返りし、
20日以降の練習にまた戻りました。
神戸で振ってきた理由は「打ち込み(バッティング)が足りないから」
と関係者に話していたそうです。



 誰にも真似できない彼の練習姿勢、
もちろん、飛行機の往復代も馬鹿にはなりません。
打ち込みなら関係者が近場の室内練習場を用意するはずです、
とも思えてきます(抑えられなかったかもしれませんが)、
いずれにせよ、原点である神戸にこだわり、
休養日を返上してWBC開催までの間は、“実戦モード”を維持させたい
とする彼のかたくなな姿勢、
これこそが本物の職人芸であったり、職人魂なのかもしれません。

 職人魂、自らに言い聞かせなくては。
その強い姿勢で業務を遂行し、
安心で安全な施設、そして行き届いサービスを提供していかなくては。
言葉では簡単なんですがね、う~ん、実践は難しい。
まずは目の前にある階段を
一歩一歩上がっていくことから
始めていきましょうか。

 そう考えますとやっぱりイチローは偉大なんですね。
ここまでイチローのこと書いてますが、
個人的には松井秀喜の方が好きなんですね、これが。

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