見学は一日だけ(18日)後は報道でしか分かりませんが、
侍JAPANのキャンプ見学は下火になるどころか、
連日大フィーバーを巻き起こしています。
「カラスの鳴かない日はあっても、侍JAPANの報道がない日はない」、
と明言できるほど報道各社とも朝、昼のワイドショー、
昼のニュース、そして夕方のニュース番組に、締めくくりは夜の報道番組と、
選手の移動の様子をカメラが追い、注目のイチローの動きを捉え、
その日の練習で目立ったプレーや、今では33人いる選考選手から
さらに5人絞って28人の枠が決められる
ボーダーラインの選手にターゲットを当て、
一日の練習を紹介するなど話題には事欠かず、
各社とも選手の動きをよく捉えていると思います。
夜の報道番組のあるスポーツコーナーでイチローの親友でもある
スポーツジャーナリスト義田貴士(42)が、ダッグアウトから
グランドに出るイチローを見つめ、戦闘モードにあるイチローには
絶対声を掛けない暗黙のルールがあることをチラッと紹介してました。
それから二人の視線が合ってようやくイチローが心を許し、
インタビューに応える様子を流してました。
インタビューの全てまでは覚えていませんが、
ポイントだけを紹介しますと、
今どういう気持ちであるか、と問われ
とにかく28人枠に残ることが先決だと明言、
生き残りにかけていると、
ある意味らしからぬ言葉のニュアンスでありました。
しかし、この言葉は重いと思いました。
あのイチローでさえ、枠にこだわる姿勢は並々のものではなく、
逆にその言葉はテレビを通じて他の選手にも学んでほしい、
とするアピールの場だったかもしれません。
イチローだから“安泰”ではなく、
イチローでも危機感を持って臨んでいるキャンプであると。
「世界の」と前置きされる彼にとって
100%当確間違いなしと誰もが認める実力を
ひけらかすことなく、自ら率先して先頭に立ち続け、
侍達を率いる姿に若手がついていかない訳がありません。
19日は休養日に当てられ、宮崎も雨でした。
彼はその予報をキャッチし、日本での練習本拠地である
神戸のオリックスグランドでフリー打撃に汗したと聞きます。
もちろん振り終えると宮崎にとんぼ返りし、
20日以降の練習にまた戻りました。
神戸で振ってきた理由は「打ち込み(バッティング)が足りないから」
と関係者に話していたそうです。
誰にも真似できない彼の練習姿勢、
もちろん、飛行機の往復代も馬鹿にはなりません。
打ち込みなら関係者が近場の室内練習場を用意するはずです、
とも思えてきます(抑えられなかったかもしれませんが)、
いずれにせよ、原点である神戸にこだわり、
休養日を返上してWBC開催までの間は、“実戦モード”を維持させたい
とする彼のかたくなな姿勢、
これこそが本物の職人芸であったり、職人魂なのかもしれません。
職人魂、自らに言い聞かせなくては。
その強い姿勢で業務を遂行し、
安心で安全な施設、そして行き届いサービスを提供していかなくては。
言葉では簡単なんですがね、う~ん、実践は難しい。
まずは目の前にある階段を
一歩一歩上がっていくことから
始めていきましょうか。
そう考えますとやっぱりイチローは偉大なんですね。
ここまでイチローのこと書いてますが、
個人的には松井秀喜の方が好きなんですね、これが。