ヘルストピアダイアリー

ヘルス(健康)とユートピア(理想郷)の造語、「健康天国」「健康別天地」。健康を楽しむ三セク施設。

熱演とんぼ座員

2007年10月05日 | 劇団とんぼ座
 10月に入っても残暑の厳しい毎日が続いております。この時季に残暑が続いていること自体不思議な感じもします。市内の一部の地方では稲刈りも始まり、黄金色に染まった水田は、稲穂に秋の気配を感じる一方、日中の暑さにエアコンが必要な夏が同居している不思議な季節ですね。

 さて、8月から営業を展開してきたとんぼ座の公演が今日から始まりました。105人の観客を集め、会場は開演を待ちわびた人情芝居ファンでいっぱいとなりました。日向市の一団体以外はすべて一般客。聞くところによると、大阪から座長の山崎卑弥呼を追っかけてきた女性もいました。明後日の7日(日)のチケットも買っているそうで、この週末は宮崎でゆっくりするそうです、とはフロントの女性から聞いた話でした。

 一部の劇は、妹にちょっかい出していたやくざ者に手を出してケガをさせ、カネを分捕ろうとしてこれをおさめようとする悪人たちに、しばらく旅に出よと勧める父、そして、久しぶり故郷に帰りそれら悪人を懲らしめるというストーリー。劣勢だった序盤から後半は、見事な剣さばきを披露。その素早い刀使いに会場から大きな歓声と拍手が送られてました。



 二部は舞踊ショー。一座からは最初から「舞台が狭い」と言われておりましたが、それでも艶やかな衣装にそのダイナミックな踊りに、この日の舞踊ファンはステージに釘付け。舞台狭しと動くこと、一時もじっとしていないのがこの手の舞踊で、しかも扇子や棒、傘などを使って手がまた変幻自在器用に動くから、またその動きに感動。



 26歳の若さで座長を務めておりますが、この世界に入って10年が経ち、座長という責務にも堪え、座員をぐいぐい引っ張り、今や全国を飛び回っております。公演の最初に「とんぼ座」の由来を語りました。命名したのはおじに当たる片岡鶴太郎さん。「とんぼが飛んでいる時、前に前に進んでいる。決してバックして進むことはない。前だけをしっかり見据えて羽ばたいてほしい」という気持ちを込めてその名を付けたとか。なるほど。

 明日以降も引き続き公演があります。8日(月)まであと3日間、チケットお持ちでない方はお早めにお電話下さい。当日券は2500円でお弁当はありません。お弁当付きは前日までにお電話を℡0982-34-1111へ。
 
 素晴らしいステージをご堪能下さい。