おおさか佳巨 街頭演説のブログ

減価する地域通貨ですべての改革

どの政党も根本に誰も気づいていない

2005年08月25日 18時32分33秒 | Weblog
小泉純一郎前衆議院議員が、まだ自民党の中では除け者扱いで、反主流の王道を歩んでいた頃のこと。

彼は宮沢内閣の郵政大臣のときにも郵政民営化を口にしていた。

そのころ政局は政治改革問題で宮沢内閣は不信任案が可決されていた。

その後の総選挙を経る前に小泉氏は郵政大臣を辞任した。

その後、小泉氏は、橋本龍太郎副総理と総裁選挙を争い惨敗。

小渕恵三外務大臣、梶山静六元官房長官と総裁選挙を争い最下位に屈した。

森内閣ができると、派閥の長を任せられしばらくおとなしくしていた。

この森内閣時代以外、一貫して郵政民営化を唱えてきた。

今、このように語ることは簡単だが

そのころの自民党内の反応は「絶対無理」である。

なにしろ郵政票というのはあるが郵政民営化票という組織はないからだ。

すべてがすべて、郵政民営化できない条件は揃いすぎるくらい揃っていた。

しかし、これをここまでこぎつけたのは、小泉氏の努力のたまものである。

無理と思われることでも、やる気さえあればできるのだ。

これは、自民党が下野した93年のときにも同じことが言える。

当時、自民党総裁以外が総理大臣になるということはまったく考えられなかった。

だが、それも崩れた。

政治とは、今まったく信じられない、考えられない、不可能なことが

歴史の要請によって変わるのである。

ただ、目先の現実の、あるいは組織票の、浮動票のゆくえを探るだけでは

全くダメだということを証明している。

平和党の提唱していることは、これら政治改革であるとか、郵政民営化であるとか

官から民であるとかをさらに超越した、普通の人が考えられない政治理念、基本政策である。

よく言っても、「それは我々の生きているうちには無理で、100年先だ」という答えが返ってくるだけである。

はたして100年先で間に合うのだろうか。それこそ全く無理である。

当初は少数しか理解できない政治理念こそが、次世代の必要な政治である。

誰でも賛同できるようなことで、物事が解決するのなら、なぜ今まで

多くの政治課題を残しているのか。年金は?財政は?少子高齢化は?不況は?

どの政党も根本に誰も気づいていない。

http://heiwatou.jp

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