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石破茂氏の防衛大臣就任について

2007年09月29日 23時04分31秒 | 外務
国防を指揮する政治家として最も優秀な人は、石破茂氏だと思います。
このたびの福田内閣で防衛大臣を任命されたことは、最も適した人材であると考えます。

国防論としては正しきことを彼は主張するでしょう。そしてそれは間違いのないことであります。とくに、彼の持論とするところ、「日本はこれまでに戦争をしていないので防衛予算は無駄遣いであると言う人がいるが、それは間違いだ。自衛隊は日々の訓練をすることによって、強い自衛隊になり変わり、それ事態が国防となりうる」

すなわち、強い自衛隊を作るために日々訓練することによって、他国へ脅威を示す。そのために、他国は侵略しにくくなる・・・というものです。

さらに、北朝鮮が核ミサイルを日本に向けて発射しようものなら、その発射先が明らかであるならば、その発射台を爆撃することは自衛の範囲であると彼は認識しています。



しかし、軍隊に詳しく国防に関して優秀である彼は、守銭奴政権の忠実なるしもべでもあります。

テロ特措法を延長することに関して、当然であり、義務であり、あたりまえである。これをしなければ国際社会で日本は生きていけない・・・・と、しているところが問題なのです。

それ以上の上のレベルの問題では、彼は思考停止しています。つまりなぜアフガニスタンに後方支援であれ、前面部隊であれ、派兵の必要があるのかという大前提です。

国際社会で生きていけない理由・・・これについては、グローバリズム、資本主義天下の世の中がそれをさせているということについて、さんざん述べてきたので言いませんが、石破防衛大臣の思考には、軍事以上のことについての認識は、欠けています。すなわち彼は忠実なる官僚的な政治家であるということです。

現代の国際社会で、軍事を支配しているのは、富です。この富が問題なのです。富を支配するものが、軍事を動かしているから、多くの無駄な血を流すことになるのです。

ところが、ちまたの右翼と左翼は、軍事そのものにしか目を向けようとしていないでしょう。ここにごまかされている大きな問題があります。

平和党が、右翼と左翼による旧来から延々と同じように繰り返している論争に全く無意味であり、このままであるとこのまま続いてしまうと危惧しているのはここです。

つまり、問題は経済の仕組みにあり、守銭奴の論理にまんまと羽目られて、軍人や知識人がその支配下にいるところを覆えさなければならないのです。

自然主義経済が、平和になるということてす。富を貯蓄できなくさせれば、戦争はおきません。また、富の支配から抜け出せれば、軍人による新たな挑戦も可能だと言っています。

この考えは、既成政党にも、既存の政治思想にも、なかったために、なかなか理解しがたいようですが、普通に考えれば理解できることです。自然主義経済に結集されることを望みます。

石破氏については、既存の経済学の発想から抜け出すことをおすすめしますが、自民党にいる以上、守銭奴論理の軍事政策のもとでしか考えられないゆえ、それが限度なのだとも思います。

そしてまた、小泉内閣が戦争を起こすだとか、安倍内閣が戦争を起こすだとか、愚かな論調があったが、福田内閣でこそ、戦争は起きやすいかとも思います。

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