おおさか佳巨 街頭演説のブログ

減価する地域通貨ですべての改革

人の足を引っ張る世の中と競争社会

2007年04月03日 22時15分55秒 | 財務金融
宮崎県の東国原英夫知事がインフルエンザになり、タミフルを服用したことで、自分が異常行動をとるかもしれないと冗談の発言をして、問題になりました。すぐ謝罪したとのことで火は消えたようです。

先月は朝ズバに、群馬県太田市の清水聖義市長がテレビ出演し、みのもんたさんが「この改革的な市長はすばらしい」として、ぜひみんな太田市に観光にいってみてほしいと言って、「太田市はなにか温泉かなにかいいところありますか」の質問に対して、「嘘の温泉があります」と応えて、笑いをとったが、その後、市役所に抗議の電話が殺到しました。

これらは前後の会話のやりとりを聞いていれば、一見なんでもないのだが、いっせいに揚げ足とりに走ります。

最近は、情報公開ということが叫ばれて、自分は「市民」だからといって、権利が乱用されています。市民・国民であることが、さも最高権力者のごとくふるまう風潮があります。

人の悪いところをみつけては徹底的に叩く。ギスギスした世の中になっていると思います。

病院なんかもそうで、たしかに医者のシステムは金儲けに走りすぎて問題はあるのですが、あまりにも医療ミスを叩くもので、産科病院は医師のなり手がなくて医者不足に陥っています。

昔ならなんでもなかったことが、今では情報公開という武器によって、あるいはそういう風潮によって、隠されることがなくなり、よくなった反面、こうした「人々の心にうずまく疑心暗鬼」が横行しているような気がします。

これによって、日本の社会はよくなると考えている人も多いようです。つまりこうした摘発社会をどんどん作れば、悪いモノはなくなるだろうと。こういう立場の人は左側に多かったのですが、今ではかなり広がりをもっています。そして、こうした権力側に対してのチクリ行為をする人は、経済的に貧しい状況に置かれている人もいます。

かつての貧困層は、福祉等を全面に掲げる革新政党を支持していましたが、最近は、市場競争原理主義が貧困層にも支持されるようになっています。ここは大きな矛盾をはらんでいるようですが、実は一つに筋は通っています。

それは弱肉強食というイデオロギーです。これは、人々の心を次々に腐敗にもっていくでしょう。彼ら自身は決して弱肉強食という言葉は掲げません。左翼は自分を左翼と呼ばずに中道だと思っているのと同じです。

たしかに人間は、経済社会の中で、他人を消し去り、競争に打ち克ち、成長する事が出来ます。その成長の度合いも指数関数的に伸びていくでしょう。しかし必ず八割の人々が消されていきます。そして、やがて自分も滅びる事となります。これは自然界で言うと、がん細胞の生き方と全く同じになっています。

急成長する会社もがん細胞の増え方もグラフでは面白い事に全く同じです。しかし、がん細胞は増殖をきわめるとがん細胞自身も消滅してしまうのです。
ガン患者が亡くなれば、当然がん細胞も死にいたるわけですから。


安倍内閣は、このがん細胞と同じやりかたを推進しているわけです。中川秀直自民党幹事長は、経済成長はまだできるとして著書の中で政策を述べています。たしかにできるかもしれませんが、これは必ず破滅にいたります。

では、こうした市場競争原理主義を批判している政治勢力をみてみましょう。

民主党は、自分らが政権をとりたいのでコロコロと態度を変えてしまうので、あまり参考になりません。小泉内閣ができるまでは、こうした市場中心の経済政策を旧自由党とともに掲げていましたが、小泉・安倍政権により、これが実現されてしまったために、頭を抱えて、なんとか共産・社民と同じように政権批判を始めています。であるので民主党は無視します。

共産党、社民党というのはハッキリしています。ようするに、今までは累進課税制度といって、お金持ちからは多く取り、貧しい人からは少な目のパーセンテージで所得税をとるという方法をとっていましたが、これを少しゆるやかにしました。このことについて、この2党は非難しています。
また、政府支出による福祉が切り捨てられる事についても非難しています。

国民新党は、保守政党ですが、経済政策においては、共産・社民に近いものがあります。弱者を助けるという点において同じです。

左派政党は知的に政策論を述べますが、国民新党は綿貫民輔代表・亀井静香代表代行にみられるように浪花節で、義理・人情論としての立場でケインズ政策を支持するわけです。しかし、冷戦時代、55年体制時代では保守の側に入っているわけで、これらの古典的なイメージがしみついている彼らお年よりにとっては、社会・共産的雰囲気を嫌います。が、中身は同じです。否定したくとも。

マルクス主義、社会主義、社会民主主義というのは、徴税によって集めたお金を政府が福祉・医療・教育など社会保障を充実させようというものです。

実はこれは資本主義経済と全く同じなのです。どこが同じなのかというと、お金というものが集まったら強いということを認め、その強さを使って何かをしようということです。

つまり、どの政党もどの政治イデオロギーも、お金の前では無力であるということを示しています。

左派政党というのは、自由競争による勝ち組に対してのやっかみ勢力です。金持ちから金をふんだくり、貧乏人にばら撒くという点では、金持ち同士が競争してお金を奪い合うこととなんら変わらないわけです。

つまり、どの人もお金の前には、ひざまづき、他人からいかにお金をとるか、他社からいかに先にでるか、政府からいかにお金をとるかということです。

平和党は、このお金の力を無力化させることを提唱しています。そうでなければ、全ての政策課題の解決方法はないからです。

しかし、既成政党も、これらの政策の一部分だけを大きくさせたミニ政党も、改革派を名乗る無党派勢力もすべて「お金があってこそ」の考えから政策が生み出されています。

実はここに大元の問題があるわけです。これが彼らの限界であり、政治が行き詰まっている最大の理由で、平和党が存在しなければ成らない理由になります。

これは、経済政策だけの問題ではなく、人間の心、思いやりについてもひいては改革がなされます。家族や地域のつながり、戦争がなぜ起きるのか、病気と闘う生活、すべての源なわけです。

今のままでは、大人たちが人の足を引張ることを正義だとしている以上、教育はどんどん悪くなります。格差社会もどんどん広がります。人々が協力して生きていくことの大切さもどんどんなくなります。

したがって、私は浅野史郎氏は、人格的には素晴らしい人であることを知っていますが、最低の候補者であると思っています。情報公開と福祉がメインの政治家など我が都には必要ありません。

あるところで、あるタイミングでいつやるかを平和党で準備しています。このたびの統一地方選挙で提示しても、夏の参議院選挙で提示してもタイミングは違うということになりました。

私は、自然主義経済が重要である事は五人が理解すれば、一気に広がるものだと思っています。しかし、平和党には本当に理解している人が五人おりません。頭だけで理解しているのはダメです。党費を払っているだけでももちろんダメです。さきの平和党分裂をきっかけに、もう一度リセットして考え直さなければいけないと思います。
 
 
 
尾身幸次財務大臣の乗った飛行機がエンジントラブルになったという。
無事、福岡空港に着陸したが、右翼エンジンが故障したということで、まさに安倍内閣を象徴している。

・・・などと誰かが発言したら、また不適切発言として叩かれるのかな。

尾身さんの選挙スタイルは、バッチリドブ板タイプ。とても安倍内閣の閣僚にはふさわしくないいろいろなことをやっています。


話は飛びますが、福岡空港というのは、いきなり住宅街がひろがっており、あそこでトラブルが起きたらとんでもない事になるのだろうなと、以前感じた事がありました。

羽田空港や関西国際空港などは海に面しているから、着水が可能ですが、福岡みたいなところで事故が起きたら一大事でしょう。

またまた話は飛びますが、福岡県知事は麻生渡知事が圧倒的に優勢。民主党はここでも話しにならない様子です。また、民主党が得意としている北海道でも、知事選挙では荒井聡前代議士は苦戦している模様です。

自民党もダメ、民主党もダメ、その他の政党もダメという状況で参議院選挙までつっこみそうです。

 
 
 
 
 

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (キャッシング師)
2007-04-04 03:42:44
私のブログで
こちらの記事を紹介させて頂きましたので
ご連絡させて頂きました。

紹介記事は
http://cash1money.blog97.fc2.com/blog-entry-264.html
です。

これからもよろしくお願いいたします^^
返信する
こんにちは (税金対策本部)
2007-04-04 07:14:09
はじめまして

突然のコメント失礼致します。

私のサイトで、こちらの記事を紹介させて頂きましたので
ご連絡させて頂きました。

http://blog.livedoor.jp/taxinfo/archives/53617849.html
返信する
どうも (木村重成)
2007-04-04 20:50:55
関係ないコメントをありがとう。
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