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神奈川県知事選挙の立候補者

2007年04月03日 22時16分52秒 | 経済産業

神奈川県知事選挙の立候補者

 

●鴨居洋子 かもいようこ 62歳 無所属・新 共産党推薦 女性団体常任委員、元・保育士 

 

●杉野正 すぎのただし 48歳 無所属・新 元鉄道会社社長

 

●松沢成文 まつざわしげふみ 49歳 無所属・現 元・衆議院議員

 

 


杉野氏は実質的に自民党、松沢氏は実質的に民主党。

 

都市部では政党推薦隠しが流行っている。

 

世論調査では、松沢知事は圧倒的に支持を得ているという。

 

 


東京都知事選挙の告示日、松沢知事は、埼玉県の上田清司知事とともに石原知事の支援にきた。

 

この三人は、千葉県知事選挙のときも組んで森田健作氏を応援した。

 

首都圏では石原・上田・松沢連合と千葉の堂本暁子知事とが別れているといってもよい。

 

石原知事は自民党出身だが、松沢・上田は民主党出身。出身政党は違うが、治安の強化、国防論、民間の力を活用したリーダーシップ型の行政改革など共通し、志は同じ。

 

ここに民主党の鳩山由紀夫幹事長が文句をつけてきた。民主党からしてみれば、東京では浅野史郎氏を支援しているわけで、隣県から元民主党代議士の知事が石原知事を応援するのはおかしいということを言いたいのでしょう。

 

今回も、四年前の前回も松沢氏は民主党推薦ではなく、また上田氏も四年前の八月の選挙では民主党推薦ではない。

 

すなわち民主党の代議士ではあるが、とっくに離党している。なおかつこの松沢・上田両氏は、新進党時代に小沢党首の手法を敵視して反乱を起こした政治家である。彼らは反小沢の保守勢力にあって、新進党をつぶした人たちであり、新進党解党後は新しい民主党に参加した。小沢氏は自由党を旗揚げした。

 

そして、この二人が民主党を離党して、知事になったあとに、民主・自由の合併がおきており、いなくなったあとに勝手に民主党の党首が、かつての新進党の党首になっていたわけだ。

 


最近とくにおかしいと思うのは、知事というのは今や全員が無所属であり、その上で政党が推薦している構図である。昔は自民党公認の知事や市長がいたが、今は皆無だろう。現在の多くの知事・市長は政党所属でもないし、公認候補でもない。党員でない知事・市長も多くいる。
逆に党員でありながら、無所属で出馬して推薦をもらっている人もいる。

 

田中康夫前長野県知事などは、自分で新党日本という政党をつくっておきながら自身は無所属で出馬するというわけのわからぬ始末。

 

これは昨今の地方自治が、中央政党・中央省庁に縛られない事を改革の方向性としてやってきている非常によいことではある。ただ、その政治家の言っていることは、自民党や民主党とたいして変わらないのが、今の政治の限界を示している。

 

「選挙は政策で選ぼう」とよく言うが、ほとんどの候補者の出してくるマニフェストのコンセプトというのはほぼ変わらない。そのまんま東が選挙前に提示したマニフェストをみた人はどれだけいるだろうか。私はあれをみた瞬間、マニフェストではないと思った。具体的ではなくて、これまでの選挙公約と大して変わらず、イメージ先行型のパンフレットだからである。

 

マニフェスト、マニフェストと騒いではいる。それを手にとる人は多くいるが、その内容をじっくり読む人はほとんどおらず、ただ「マニフェスト」を出しているから素晴らしいという安易な評価が多い。

 

そして、そのマニフェストの内容というのは、さきほども言ったが、改革派を名乗る人が多くやるのだが、その中身はたいがいが出し尽くされた改革の方程式どおりのことがかかれてある。

 

キーワードは「民間」「税金の無駄遣い廃止」「売上のあげる役所」などなど、とにかくあっちこっちでよく聞く言葉が盛り込まれている。平和党からすると、これらは確かに大事な事ではあるが、根本的解決には至らないとしている。お金の奴隷となっていることには、利権政治家となんら変わらないからだ。

 

なぜ、決められた改革方程式の範囲内でしかマニフェストを作れないかというと、頭が固すぎるからだ。決められたとおりの改革では、必ず行き詰まるであろうが、まだそれが政治家にわかる段階ではない。

 

いかに、意味のない政策同士をぶつけあっているかがわかるまであと4年かかるかな。

 

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