前略、ハイドン先生

没後200年を迎えたハイドン先生にお便りしています。
皆様からのお便り、コメントもお待ちしています。
(一服ざる)

フランク 『ハーモニウムのための44の小品』

2019-12-25 00:00:50 | セザール君の作品
聖心女子大学聖堂でのミサが終わった後に、
短いオルガン曲が1曲演奏されました。

それがなんと、
セザール・フランクの『ハーモニウムのための44の小品』の1曲
「Sortie ニ長調」でした。

フランクはハイドン先生と並びもっとも好きな作曲家です。
あまりメジャーな作曲家とはいえないので、
昔は珍しいCDがあったらなるべく買っていたのですが、
(そうしないと二度と聴けない可能性があるので)
まさかその中の1曲を生演奏で(しかも聖堂で)聴けるとは!


私が持っているのはこのCDです。
4枚組でオルガンまたはハーモニウムのための曲が、112曲も入っています。
我ながら「よく買ってたなあ」とちょっと自己満足。


フランクは生前、純粋な器楽作品(交響曲など)はあまり評価されませんでした。
むしろ教育者、そして教会のオルガン奏者として有名だったようです。

パリ音楽院のオルガン科教授でしたが、作曲も教えていました。
学生らは師を「父フランク」と慕い、弟子たちは「フランク派」と呼ばれました。


César Franck(1822.12.10-1890.11.8)


長年、パリの聖クロチルド教会のオルガン奏者を務めましたが、
数々のパイプオルガンの作品はもちろん、沢山のハーモニウム曲も、
きっとその聖堂内で、彼自身の手で演奏されたのでしょう。

そんなフランクのオルガン曲。ミサ後の聖堂内での嬉しい出会いでした。




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