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前略、ハイドン先生

没後200年を迎えたハイドン先生にお便りしています。
皆様からのお便り、コメントもお待ちしています。
(一服ざる)

神々の世は黄昏、そして・・・

2011-03-04 19:07:38 | クラシック音楽
ワーグナー楽劇『ニーベルングの指環』を聴き終わりました。


第3夜『神々の黄昏』は最初(序幕の部分)が長かったので先が思いやられましたが、
その後は順調?に進みました。
(CD1枚iPodに入れ忘れたか?と不安になりましたが抜けはありませんでした)

今回は「スピードラーニング方式」で、とても「鑑賞」と呼べるものではありません。
それでも初めてこれだけ本格的にオペラを聴いたにしては、意外と楽しめました。
まあ、これも迫力あるワーグナーの作品だったからかもしれません。

ワーグナーの他の作品には興味がありますが、イタリア・オペラには
まだ食指が動きませんので。

これからDVDやライトモティーフの解説本などを参照しつつ、
じっくり"謎解き"を楽しんでいこうと思います。


ノイホルト盤についてですが、作品を熟知していないので
私には"ミス"と呼べる部分はわかりませんでした。
ライブ演奏ですので、金管楽器が音を外したりすればある程度わかると思うのですが、
一回聴いた限りではそれも気がつきませんでした(私の耳がロバ以下なせい?)

ワーグナーファン、オペラファンからすると、"平板"というか"あっさりしすぎ"
との意見もあるようですが、
もともとコッテリとした、カロリーの高い"料理"ですから、
この位(どの位か比較ができませんが)の方が、かえってよかったのかもしれません。


印象に残っているのはやはり『ワルキューレ』第3幕なのですが、
前にも書いたように、最初は金管楽器の音がかなり小さい(しょぼい?)です。

管弦楽版「ワルキューレの騎行」を聴いた限りでは最初から迫力のある曲、
という印象だったので、ちょっと拍子抜けでした。


でもこの場面、馬に乗った「ワルキューレ達」が登場する場面なので、
遠くから徐々に近づいてくる様子を、金管のクレッシェンドで表現したのかもしれません。
そう考えると、なるほど~と納得というか感心させられます。
いい演出なんじゃないかな・・・と素人ながら。


正直言いますと「ワルキューレ」は、
「地獄の黙示録」と「超時空要塞マクロス」(←ヴァルキリー)の印象で
何となく空を飛んでくるものだと思っていたんですよね。

まあ、神々の世界ですから、馬も地を駆けるのではなく"天駆ける"のかもしれませんが、
なんともおバカでお恥ずかしい限りです。

『ニーベルングの指環』 ~ 『神々の黄昏』に突入する

2011-03-01 00:11:11 | クラシック音楽
いよいよ『ニーベルングの指環』は最終夜『神々の黄昏』に突入しました。


4時間半の長丁場、序夜『ラインの黄金』よりさらに2時間長い。
もちろん一気に聴けるわけもなく、いつも通り"細切れ"になるわけですが、
さすがにこれだけ長いと、途中息抜きにほかの曲が聴きたくなったりします。

そうすると今度はどこまで聴いたかわからなくなるわけで、
同じ辺りを何度も聴くことになり、余計に時間がかかる・・・
(区切りのいいところで、と思うのですが一幕が長い!)


ここまで相変わらず粗筋、配役等ほとんど確認せずに聴いていましたが、
『ジークフリート』の最後で「ワルキューレの動機」らしきものが出てきたので
ウィキペディアで調べると、その辺りの場面は

 ジークフリートと神性を奪われたブリュンヒルデ(ワルキューレの一人)が・・・

ということで、なるほどなるほど・・・。


今さらですが「これが"ライトモティーフ"の威力か」と納得。
これらがある程度わかればさぞかし面白いだろう
と、難しいパズルを解くような楽しみができました。先は長いですが・・・。


ところで、バレンボイム指揮『バイロイト/ニーベルングの指環』のDVDですが
『ワルキューレ』以外の3巻も結局買ってしまいました。
中古ですが日本語字幕付きで、4部作全部(DVD7枚)合わせても1万円ちょっと。

バレンボイム盤はCD(輸入盤?)もタワーレコードなどで安くなってますが、
それでも7千円弱ですからお得感が大きいです。
(このCDも結局買ってしまいそうですが)



ワーグナーは1813年生まれですから、再来年の2013年は生誕200年です。
きっと、いろいろな企画、舞台、コンサートが催されるでしょう。
(ラ・フォル・ジュルネで4部作一気に!なんてこと・・・ないか)

それまでにはもう少し"ライトモティーフ"に精通しないと・・・。

『ジークフリート』を聴いてみる。ついでに 『ワルキューレ』 を観てみる。

2011-02-24 22:07:34 | クラシック音楽
引き続き、第2夜『ジークフリート』を第1幕まで聴きました。

飽きることはありませんが、どこを聴いても違いがわからなくなってきました。
初聴ですので仕方がありませんが。

第1幕は、同じ動機が何度も出てくるように感じますが、
単に覚えやすい動機だからそう思うだけで、ほかの曲も同じなのでしょうか。


終盤、ノイホルト盤では金槌のような金属音が盛んに聞こえます。
どんな場面なのでしょう?
剣を交えているのか、それとも鍛冶屋かな?
(あらすじとか読めばいいのでしょうが、あえて読まずに最後まで行きます)

ちょっと曲調も、コミカルとまでは言いませんが、それまでとは違った感じです。
(ショスタコっぽい?)


『ニーベルングの指環』全曲としては、やっと後半戦に突入したばっかりですが、
我慢できずに『ワルキューレ』のDVDを買ってしまいました。

 ダニエル・バレンボイム指揮
 バイロイト祝祭劇場管弦楽団
 ハリー・クプファー演出
 ヴォルフガング・ワーグナー芸術監督

早速、第3幕を観ています。

天井から階段が下りてきて、ワルキューレ達が登場します。
で、Hojotoho! Hojotoho!(←かなり気に入ってます)


今までオペラ全般にあまり興味がなかったというか、避けてきましたが、
なんという「贅沢」な芸術でしょうか?

大掛かりな舞台美術に、100人超のオーケストラの生演奏、
そして鍛え抜かれた声帯を持つ歌手たちが、生声で歌いながら演じる・・・。


やばい・・・ワーグナーに嵌りそうです。



余談ですが、
「バレンボイム」を変換したら、私のパソコンでは「馬連簿医務」になりました。

『ニーベルングの指環』 ~ 『ワルキューレ』 を聴いてみる(つづき)

2011-02-23 21:35:37 | クラシック音楽
Hojotoho! Hojotoho!

Toyukotode もとい、ということで『ワルキューレ』は第3幕に突入しました。

ワーグナー音痴?の私でも知っている「ワルキューレの騎行」です。
『ニーベルングの指環』全体からすれば、まだ半分にも至ってませんが、
ここが私にとってのクライマックスかもしれません。


ノイホルト盤では初めのうちは金管楽器の音がかなり小さいです。
単に録音のせいかと思いましたが、
弦楽器と木管(主にフルートとピッコロかな?)を目立たせるためかもしれません。

渦巻く風音のような印象です。

徐々に金管楽器(トロンボーン?)の音量が増していき、Hojotoho! Hojotoho! です。


まさしく、これ以上ないような「劇的」な音楽による幕開けです。すごいなあ~


どうしても映画「地獄の黙示録」のヘリコプターによる空爆のシーンを思い出しますが、
あれも"本家"に劣らないほどの効果的な使い方ですね。

などと書いているうちに第1夜も終わりを迎えようとしています。

明日からは第2夜『ジークフリート』です。



あと、ワルキューレ⇒ヴァルキリー(VALKYRIE)で「マクロス」も思い浮かべてしまうのですね。

『ニーベルングの指環』 ~ 『ワルキューレ』 を引き続き聴いてみた

2011-02-23 00:14:14 | クラシック音楽
『ラインの黄金』に続き、『ワルキューレ』を聴き始めました。
といってもまだ第2幕の途中までですが。


『ラインの黄金』に比べて第1幕の最初の方はちょっと大人し目で
大丈夫かな?と思いましたが、後半盛り上がってきました。

"ちょっと大人し目"とか"盛り上がってきた"とか、
とてもクラシック音楽を聴いた感想とは言えませんね。

まあ、長年クラシックを聴いてきたとはいえ、初めて聴く曲は大抵こんなものです。


第2幕の最初の方で、ようやく聴き覚えのある旋律が出てきました。
唯一知っているワルキューレの旋律です。
まずははこんな風に断片的に出てくるんですね。

あと「あれ、この動機は前にどっかで出てきたなあ」というのが一つ二つ・・・。
もう、かれこれ3時間半くらい聴いているのに、この程度です。


1日1時間強聴いているので、このペースで行くと2週間ほどで聴き終わる予定です。
(聴いたというか、耳にした?)


それもこれも「ipod様様」ですね。
昔、ウォークマンが登場した時は「音楽の聴き方(楽しみ方)が変わった」と言われましたが、
私にとってはipod(MP3プレーヤー)が「第二の革命」ですね。

ハイドン先生の交響曲も、ipodがなければ全部聴くことはなかったでしょう。
そして『ニーベルングの指環』に挑戦することも。



ところで、遊歩道さんから驚愕?の調査結果を教えて頂きました。
(昨日のコメント参照)

気を付けないと・・・