あぁ～～シンド！！

　夫は９時にアジサイの剪定作業に出向いた。
ボランティアを含め、１００人もで作業をするという。
それにしても、朝から異常に暑かった。

　電話が鳴る。間もなく到着の予定とツアー添乗員から連絡が入る。
朝からバタバタと動くが、何か噛み合わない。そしてまた電話。
急きょ、立ち寄りたいと東京の旅行会社からだ。　oh no～～
しかし、くどいている暇はない。　近くで救急車のサイレンが・・・
暑さで眩暈がするが厨房で独り奮闘。予約された２４人分の玉子焼きを焼く。

　一台めが到着。足踏みしても間に合わない。
留まる時間は僅かなのだ。何にしても手が足りない！！
あぁ、どうしましょう～～

　すると夫の顔が見える。　な・ななんと、麓で一大事が起きたという。
アジサイ坂の入り口に通称、六角堂と呼ばれる寺がある。
その寺の住職夫人が８０歳代の年配者と立ち話をしていた。
すると、その方が小さく呻いて倒れたというのだ。
救急車の出動。そういえば先ほどのサイレンが・・・

　救命措置を施したが・・・甲斐なく亡くなった。心筋梗塞らしい。
そんなことから作業は一旦中止されたというのだ。
程なくして再開の連絡が入り出かけて行った。
ハプニングが重なって、何が何やら訳も分からず仕舞の内にバスは出て行った。

　終わってみればまるで白昼夢でも見ていたような虚脱感。
人の生き死には神のみぞ知るか・・・