山の頂から

やさしい風

爺ちゃんはサルだった・・・

2008-07-12 07:42:33 | Weblog
 長男が2~3歳の頃、大人の話を聞きかじり、
「爺ちゃんは昔、サルだったの?」と真顔で言ったことがある。
居合わせた者が腹を抱えて大笑いをした。
確かに!人間は元を辿ればサルだったかも知れない。

 約50年前に宮崎県の幸島の一匹の猿が始めた、
川でイモを洗って食べるという画期的な習慣が、
場所を越えてその行為を見たことのない猿にまで一気に広がったという、
【百匹目の猿現象】と謂われている現象がある。

 この現象に注目し、それを応用して"良い世の中づくり"を実現させようと、
10年以上前から「『百匹目の猿現象』を起こそう」と、
船井幸雄氏という方が呼びかけてきた。

 『百匹目の猿現象』はイギリスの科学者ルパート・シェルドレイク氏など、
多くの科学者が仮説を立て、ほぼ証明した理論であるという。
それは、「特定の行動をする動物の数が臨界値を超えると、
その行動は群れ全体に広まるだけでなく、自然障壁を飛び越し、
ほかの場所でも一気に広まるのではないか――。
 つまり、この世の中には時空を超えて共鳴をもたらす力がある。
それはまるで電波のように遠く離れたところにも、
広がっていくのではないか」という仮説だ。

 この理論を人間に応用し、「いい世の中にしたい」と思う人の数が、
ある一定数を超えたら、その思いは一気に世界中に広がるのではないかと、
船井氏は考えたらしい。

 ‹サル知恵›とは良い意味ではないが、サルの知恵でもって世の中が、
良くなっていくのであればこんな素晴らしいことはない。
してみれば、やっぱり猿が進化して‹爺ちゃん›まで辿り着いたのかも・・・