山の頂から

やさしい風

花いかだ

2009-04-24 23:58:24 | Weblog
 自然って本当に素晴らしい。
昨年、≪花いかだ≫という名の植物を教わった。
その時は、枝ばかりの状態で説明を受けても想像も出来なかった。
今朝、散歩道で思い出して指摘された株を覘いて感動した。
シソの葉くらいの葉っぱの中央に小豆粒ほどの花が咲いている。
名の由来の如く、筏に花が乗っているように見える。
自然って御茶目ないたずらをするものだと感心した。

 今日は支援学校・高等部の生徒さんが遠足に来た。
もう、数十年ものお付き合いだ。
学校から当地まで約1時間、徒歩で来る。

 「お久しぶりで~す」と声をかけられた。
大きな身体の男子生徒がニコニコしながら挨拶した。
「こんにちは~いらっしゃい!」、私も笑顔を返す。
暫くして先程の生徒が又、「お久しぶりで~す」を繰り返す。
十数回、私に向って言い続け仕舞には、「もっと太っていたよね」だって。
ギャッフ~ン!! しかし、天真爛漫な笑顔で言われ腹も立たない。
どうやら、私を知って言っている訳ではないらしい。
付添いの先生が申し訳なさそうに微笑みを返す。
彼等に寄り添う先生方の根気には、いつも感動すら覚える。

 90人程の生徒に30余人の教員。
やっと、代金を払える生徒も混じっての買い物は、
気も使うが和やかな雰囲気である。
代金を貰い、ありがとう!と言うと握手をしてくれと手を差し出す子。
しっかり握手をし、目をのぞくと笑顔がこぼれる。
「僕を覚えてる?」と言われ、「大きくなったねぇ」と答えると、
「ありがとう!!」と弾ける笑顔の素直な声。

 恐らく、先生方はこの素直さに励まされるのだろうと納得した。
今日は朝から寒かったがホッとな気分の一日だった。



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