ある日、新潟で

【New-Lagoon Days】-αで描く新潟の光-

部分日食190106

2019-01-08 | 雑記
冬の新潟で天体ショーはめったに見られない。今回も見られない天気予報だったうえ、食の時間が出勤時間だったので、完全にあきらめていた。
いってきまーす、と外に出たら太陽が眩しい。時間的には食の始まりの時刻は過ぎている。
見えないハズだった太陽は、眩しすぎて直視できない。部分日食が始まっているかもわからない。

ああ、そういえば以前に日食を撮った時に、雑誌の付録を使って太陽撮影用の減光フィルター作ったよなぁと思い出したのだけど、そんなものは収蔵庫に埋もれていて、今すぐ出てくるものじゃない。

職場近くに来た頃、薄い雲が太陽にかかっていた。あ、これはフィルター無しでいけるかもしれない。前に太陽撮影した時も(金星が太陽の前を通過した時だったか?)、薄曇りの時はフィルター無しでもいけたことを思い出す。
しかし、時間はない。


とりあえず1枚だけ!と農道に入って車を停車させ、運転席側の窓を開けてシャッターをきる。
お!なんとか写りそう。じゃあ、もう1枚!お、撮れてるんじゃない?
日食を撮るつもりなんて全くなかったから、いつも持っている【NEX-5T】に【E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS】で望遠端の換算75mm。露出補正マイナス3で。
お、なんか写ってるんじゃない?肉眼では見えないので、本当に部分日食が起こっているかも確かめようもないが、写った写真はそれっぽい。


1つ前の画像の等倍画像から中心部のみ切り出し。
天然雲フィルターなので、光がにじんでしまいますが、ちゃんと「欠けた太陽」をとらえることができました。

職場の駐車場に入ってから拡大再生して、撮れていることを確認し、満足して出勤。間に合いました。


これは露出補正無しでの状況撮影。

撮れたので、もう時間の許す限り……と欲が出てきましたが、2枚撮ったところで薄雲フィルターが抜けてしまい、またギラギラ輝く太陽に戻ってしまい、こうなると2回トライできただけでラッキーだったのかもしれません。
食の最大の時刻は勤務時間に入ってからだったので、一番わかりやすい状態は見られませんでしたが、冬の新潟で、こうして天体ショーが見られたのは非常にラッキーだったと思います。

なんか、今年もう1回、日食あるらしいですね、って次の冬かーい!期待薄だなぁ。

【NEX-5T】+【E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS】


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