北大路機関

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【京都幕間旅情】阪急6300系,京都本線-京とれいん定期運行終了後も嵐山線で続く阪急6300系の旅路

2022-12-25 18:21:25 | コラム
■乗っていて暖かい電車
 6300系はやはり良い電車です。

 阪急6300系、京とれいん編成が遂に定期運航から脱してしまいまして6300系の延命が叶ったという当時は日所に嬉しく感じた一方、京とれいん運行は土曜日日曜日に限定された一方、流石に京都本線特急時代の限界を超えていたのだろうなあ、と察してしまいます。

 嵐山線の主力車両に運行を変更しています6300系、なにかこうテーマパークの路線的な、いやこの当たりで暮らす方にはれっきとした通勤通学路線なのですけれども、6300系の運行が続いていますのは嬉しい所で、名車2300系を受け継ぐ6300系の運行は続きます。

 ホームドア設置とも関係はあるのだろうか、こういう事も考えてしまうのですね。身障者団体などからのホームドア設置を求める声は大きいといいまして、バリアフリーを否定するわけではないのですが、乗り心地の良い車両を排除してまでの第一主義なのか、とも。

 ダブルデッカー車や展望車が全国の鉄道で廃止されている背景に、利用者の乗り心地という要望よりも、バリアフリーを求める一部の要望と、普通の車両に詰め込む事での輸送効率を求める事業者の一部の要望とが合致している、こうした背景を聞く事もありまして。

 6300系は片側2扉車、これは停車駅が少ない特急時代の名残なのですけれども、扉が限られている分、車内が広々と感じられたものでした、特に乗り降りとつり革よりも、着席しての快適な通勤を志向した、余裕ある時代の設計というのは、今の時代でも評価したい。

 9300系特急電車も悪い車両ではないのです、しかし、一両に着席して百名をゆったり輸送するよりも、一人でも立たせて吊革をつかませた方が、少ない車両で多数を運べるし、あああとエコでしょう、というような流れについて、温暖化の時代に冷たいなあと感じるのです。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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