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京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【京都発幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌-岐阜,高島屋-消えゆく慕情くらま京都風ラーメン再訪

2024-07-13 14:11:45 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 岐阜高島屋はいよいよといいますか今月末閉店するという。

 驚いたのはこの数年間で一気に“デパートの無い都道府県”が増えてゆくという事でしょうか。規模を縮小して生き残るのも難しいようで、人口減少かブランド離れか、デパートを通じた人間関係を維持できない時代になっているのかなあ、とも。

 鞍馬、といっても京都ではなく、そう京都駅のくらま、でもなく岐阜高島屋の、今月末で岐阜高島屋は閉店して、ここが岐阜県下最後の百貨店ということですから岐阜県は百貨店の無い県になるというお店の、レストラン街ですが、驚くのはお値段で。

 京都高島屋では喫茶店にも入れないくらいの手ごろなお値段で、美味しいものを提供していて。実際問題、京都の中心部はインバウンド対応価格帯に転換したお店が多く、この円安が永劫続くとは思えないのですが、円高に転じたら観光客はどうするのだろう。

 京都風ラーメン、京都といえば第一旭とか天一とか新福菜館とかを思い出すのですが、ハマムラのようなあっさり系のラーメンの方が京都らしいという事なのでしょうか、あっさり醤油出汁に縮れ麺が、というラーメンが岐阜高島屋の京都ラーメン、という。

 鞍馬、は味ご飯がセットになっています、山菜を使っているので鞍馬ということになるのでしょうか、炭水化物連合ではあるのですけれども、もちっとした山菜ごはんとあっさりした出汁のラーメンの取り合わせは、妙に高めあっているようにも思えて。

 ラーメンの細麺は、これ人の好みはあるのでしょけれども、直ぐに茹でられますし、熱い時でもふうふうさませばすぐに啜れてしまうほどの気遣いできる麺類でいて、しかし寒い時にはそのまま手繰ってしまえば熱々が冷めた体をあたためてくれるという。

 しかし寒い時のこの店のラーメンはこの七月末に閉店となる岐阜高島屋にはもう出会えないのか、と。デパートの閉店、近鉄プラッツを思い出してしまうのですけれども、一つの文化とともに消えてしまうというのは、どうしても寂しいものなのですよね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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ウクライナ情勢-ロシア国内インターネット大規模遮断とハリコフ州への破壊工作部隊の浸透に関する続報

2024-07-13 07:00:42 | 国際・政治
■防衛情報-ウクライナ戦争
 EC-130のような心理戦航空機かスターリンク衛星のような方式での宇宙空間からのWeb環境を提供する事でロシア国民に事実を伝えた方がとも思うのです。

 インターネット遮断によるロシア国内の情報統制が強化されている、7月6日付のイギリス国防省ウクライナ戦況報告がまとめたところによれば、4日に報じられたロシア独立系メディア報道を引用するかたちで、ロシア政府のロスコムナゾール通信監督局の命令により複数のVPNネットワークがロシア通信プロバイダーより削除されたという。

 ロスコムナゾール通信監督局によれば、違法コンテンツへのアクセスが可能であったためにインターネットそのものを遮断したとしています。一方的遮断は3月の法改正で可能となった。イギリス国防省はこれにより、CNNやBBCといった海外メディアが報じる報道からロシア国民を遮断し、情報統制を強化する事が目的であると分析しています。■

 ロシア国内からの国際電話サービスが大幅に制限されている、7月6日付のイギリス国防省ウクライナ戦況報告によれば、7月4日、ロシア連邦保安庁が国内通信事業者に対しヴVOIP電話サービスの遮断を命令したとロシア国内報道があったとのこと。FSBによれば詐欺情報から国民を守るための必要な要求としています。

 VOIP電話サービスは電話機能に電子メールやリモート会議を付与する能力で、この遮断によりロシア国内事業者はロシア以外の中国やインドなどを含めた海外企業との商談も大幅に制限される事となります。ロシア政府は2022年のウクライナ侵攻以来、インターネット遮断を強化していますが都市部の高学歴層では抜け穴を探す努力が続いています。■

 ハリコフ州への破壊工作部隊の浸透に関する続報で、ISWアメリカ戦争研究所の7月5日付ウクライナ戦況報告では、ウクライナ軍ハリコフ地区報道官のポポフ大佐発表の情報として、ハリコフ州とロシアのベルゴロド州の国境地域にあるソトニツキーコザチョクへ破壊工作部隊が浸透しており、ウクライナ軍が掃討作戦を実施しているとのこと。

 ソトニツキーコザチョクはハリコフ市の北方45kmに所在しています。ISWはこれ以上踏み込んだ分析を避けていますが、この破壊工作部隊は緒戦で投入に失敗したスペツナズ部隊を投入しているのでしょうか、徴兵や契約兵による攪乱攻撃よりは確かに深部まで浸透しており、ただ、ウクライナ軍は発見次第掃討している状況となっています。

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