北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

新年防衛論集二〇二二,陸海空自衛隊主要行事実施詳報:COVID-19下の自衛隊関連行事紹介

2022-01-07 20:22:46 | 北大路機関特別企画
■自衛隊関連行事
 今週末の行事なし、こう毎週末に記載していますといざ行事再開の際に自由に見学可能の行事のみ掲載するか当日見学不能の行事も金曜日に記載するかを迷う。2022年の課題だ。

 自衛隊関連行事は今週末も実施されません。自衛隊行事が実施されない以上、しかし防衛というものはリアリスティックに継続しているのですから、他国の事ではなく我が国の事ですし、防衛への関心を繋ぐ何かを撮影し、安保政策や防衛予算や外交関係との関心への呼び水とせねばなりません。こういったなかで行事は無い中で、何を撮影して何を見るか。

 海上自衛隊創設70周年。2022年は1952年に海上警備隊が創設されて70周年となります。例年であれば自衛隊観艦式が挙行される年度ですが、2020年航空観閲式と2021年中央観閲式が行われるも、入間基地所在部隊のみ、朝霞駐屯地駐屯部隊のみの参加という、過去に例が無い程の相次いで縮小実施となり、共に行事らしい行事は執り行われませんでした。

 舞鶴地方隊は舞鶴展示訓練再開について、自衛隊を国民に見てもらう機会が減った為に敢えて実施する、と報道発表しました。一方、西部方面隊も昨年10月挙行予定の西部方面隊記念行事を大幅に規模は縮小するものの招待者のみの行事として細々とおこなうもよう。ただ、行事を見学するにはそれこそ2020年の空挺降下訓練始めとは比較できない制約が。

 コロナとの時代は三年目に入りました。自衛隊行事も、幾つかは実施されましたが一般公開されている行事というものは約一年前の第1空挺団降下訓練始めが最後となりまして、実際には舞鶴防災フェスタが事実上の一般公開でしたし、奈良防衛フェスタなど探せば一般公開行事は薄く広く行われているのですが、日常復帰というものはまだ遠い話といえる。

 艦艇出入港、日常から撮影できるものとなりますと、横須賀基地や佐世保基地や呉基地に舞鶴基地と大湊基地へ入港する護衛艦を基地近くの公園から撮影するという選択肢はあります、観音崎灯台や舞鶴親海公園にかるが浜といった基地近くの公園から撮影する、というものでも迫力のある情景というものを仕上げる事が出来ます。撮影位置探しも面白い。

 岐阜基地や小松基地に小牧基地と云った戦闘機部隊や輸送機部隊の基地というものも、これも定番と云えば定番なのですが手堅い航空機の情景を撮影できます、撮影幅は広い。また、中の人に聞きますと昔からいるよ、とのことですが演習場の周りで自衛隊車輛を撮影する方もいるとのことで、この当たり線引きをどのように考えるかは難しいところですが。

 行事再開までまだ時間は要する状況で、昨今の沖縄県の感染拡大状況は第六波の到来と云わざるを得ない状況で、撮れるものを撮影する、という視点が必要でしょう。撮影できるものならば何でも、と思われるところではありますが、しかし同時にこれは好奇心と防衛というものも相容れないものがありまして、なんでも撮影すれば良いというものでもない。

 イギリスでは軍用機撮影は立派な趣味として認知されているものである、とはイギリス人観光客が海外旅行先の撮影禁止地域で軍用機を撮影し拘束された際に自国民保護へ駆け付けたイギリス領事館員が現地の官憲へ発した言なのですが、一方で艦艇入港や航空機発着、陸上部隊の演習移動等は部隊としても当然情報保全を要するものでもあるのですから、ね。

 Webへの個人の掲載が考え過ぎ、と指摘される方もいるかもしれませんが、部隊が公式SNSにおいて開示した情報を元に当日掲載するか、数日日にちを空けて掲載する、という配慮も必要なのかもしれません。ただ、手探りながらも考えてみますと撮影できるものは意外に多いものです。さて2022年最初の行事紹介も“特になし”ですが機会を、探しましょう。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・今週末の行事なし

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
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