北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

ソマリア沖海賊対処任務第14次派遣大書行動水上部隊護衛艦すずなみ、きりさめ日本出港

2012-12-21 23:36:42 | 防衛・安全保障

◆舞鶴第3護衛隊群第3護衛隊ソマリアへ

 18日と20日、相次いでソマリア沖海賊対処任務派遣水上部隊が日本を出港しました。

Kimg_9655 今回の派遣は第14次派遣任務となり、実施部隊は舞鶴基地第3護衛隊群第3護衛隊が当たることとなっています。派遣艦は、護衛艦すずなみ、護衛艦きりさめ、で12月18日に護衛艦すずなみ母港大湊基地より出港、12月20日に護衛艦きりさめ、が母港佐世保基地よりそれぞれソマリアへ向け出港しています。

Kimg_4152_2 指揮官及び派遣部隊は、第3護衛隊司令下淳一1佐以下司令部要員30名、護衛艦すずなみ艦長宮田俊邦2佐以下乗員170名、護衛艦きりさめ艦長加世田孝行2佐以下乗員180名、この護衛艦二隻乗員と司令部要員の海上自衛官380名に加え、海上保安官8名が今回も同乗しているとのこと。

Kimg_4138 現在ソマリア沖では第13次派遣部隊の護衛艦まきなみ、護衛艦ゆうぎり、が任務中です。南西諸島での緊張が続く中、稼働中の護衛艦は一隻でも必要であり、現在ソマリア沖において船団護衛任務に当たっている二隻に加え今回の二隻の出港により四隻が当たっていることになり、ローテーションに負担があることは否めません。

Kimg_6529 訓練を尖閣諸島から距離がかなりあったとしても沖縄近海や太平洋方面で実施するだけでも抑止力とはなるからです。ただ、国際公序としての海洋の自由通行を希求するための具体的行動へ艦艇及び航空部隊を派遣し続けている、という事実は世界へ伝わっているのだといえるでしょう。 

北大路機関:はるな

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