後期高齢者医療保険証のＱＲコード

　後期高齢者医療保険

　後期高齢者医療制度の創設のための準備が進められています。

　６月１４日成立の「医療制度破壊法」に沿って、新高齢者医療の創設に向けて、平成２０年（２００８年）４月創設をめざし、着々と準備がすすめられています。
　その新高齢者医療の診療報酬についても検討が開始されています。１０月５日に「社会保障審議会の特別部会」第１回目の会合が開催され、今年度末の１９年３月には「後期高齢者の新たな診療報酬体系の基本的考え方」を取りまとめることとして、審議が開始されています。その内容は「枯れ木には水をやらない診療報酬制度」の検討であり、凄まじい内容が検討されているのですが、マスメディアは詳しくは報道しません。取材能力を喪失しているのか、わかっていても報道しないのかよくわかりませんが、ともかく、ことが済んでしまってから、「大変だ、大変だ」とか「問題だ、問題だ」と報道するのがマスメディアの常（批判的なポーズをとりたいメディアであっても)ですから。

　また、１２月４日の厚生労働省主催の都道府県担当者会議では、後期高齢者医療制度の創設準備について、さまざまな提起がなされています。
　「広域連合」については、その設立準備が各都道府県で進められていますが、それをさらに促進するために、１８年度補正予算で前倒し対応することや、後期高齢者医療保険者証の取り扱い、さらに、その様式やＱＲコード化についての省令案なども示されています。

　このブログに、今月中旬から「後期高齢者ＱＲコード」というような検索ワードでの訪問が相次いでいました。
　レセプトの電子化に加えて、証にＱＲコードをつけるなど、その意図・企図を考えると、そら恐ろしいことが進められようとしているのではないでしょうか。訪問者の立場やその真意はわかりませんが、問題意識をもってのことだと思います。

　新高齢者医療制度についての情報を精査をして、引き続き発信したいと思っています。
　その後期高齢者医療「広域連合」の立ち上げ準備をされている現職公務員ＳＥさんのブログアドレスを紹介しておきます。参考にしてください。http://genshoku.blog69.fc2.com/blog-entry-95.html

　追記あり

保険証へのＱＲコード装着取り止め

[ 医療制度 ] / 2007年08月04日

http://blog.goo.ne.jp/harayosi-2/e/e19d8be26c0312afbf05bcb346d94539