医療制度改革批判と社会保障と憲法

9条のみならず、25条も危機的な状況にあります。その現状批判を、硬い文章ですが、発信します。

兵庫県新行革プランを修正し公表

2008年02月16日 | 医療制度
2008年(平成20年)2月13日に、兵庫県は、2008年から11年間の、新行革プラン(第一次)を、公表しました。 昨年11月に取りまとめた当初案を、福祉医療については実施主体である県下市町や、県議会からの反発を受け、修正された内容となっています。 その修正内容は、実施時期を1年先送りし、2009年(平成21年)7月としたことと、所得制限強化により非該当とされる対象者を、経過措置として2年間の救済を、盛り込んでいます。 . . . 本文を読む

福祉医療を守り、充実させるために

2008年02月10日 | 医療制度
兵庫県は、2007年(平成19年)11月に取りまとめた「新行財政構造改革方策」(新行革プラン)のなかで、またぞろ、前回の2003年(平成15年)12月の行財政構造改革方策(後期)と同様に、福祉医療制度(老人医療・障害者医療・母子家庭医療・乳幼児医療)の見直し案を示してきました。 2008年(平成20年)7月実施を、もくろんでいたのですが、実施主体である県下各市町こぞっての反対から、『市町等との十分な協議を行い、周知期間の確保等を検討する』として、おおむね、1年間の先送りという状況にあります。 そうしたことから、この検討期間を活用し、福祉医療制度誕生の経緯やその歴史をふり返り、この間の医療制度改悪などの経過と現状を確認するなかで、福祉医療制度を守り、充実させるための運動や課題を、明らかにしてゆきたいと、兵庫地方自治研究センターから執筆依頼がありました。 3月議会に向けて、県下各市町の仲間に情報提供したいので、取り急ぎ原稿を書いていただき、早急にパンフレットにしたいという要請でした。  前回の見直し反対の取り組みのなかで作成した、2004年1月の「福祉医療の現状と課題」(医療制度を考える兵庫県連絡会発行・社会保障制度研究会編集)のパンフレットをベースに、改悪の結果を踏まえた現状などを補強し、草稿を書きました。資料などは、わたしの技量不足から、うまく掲載できませんが、とりあえずのエントリーとします。 (追記)このブログリピーターの方々は、Ⅰ 福祉医療と医療制度の経過と変遷 の項は、何度となく過去記事で書いていますので、飛ばし読みしていただき、Ⅱ 福祉医療制度の改悪の経過と現状  以降を読んでいただき、福祉医療改悪の動きを理解していただきたいと思います。なお、資料②~⑤を上手く表示できるように、努力中です。  . . . 本文を読む