医療制度改革批判と社会保障と憲法

9条のみならず、25条も危機的な状況にあります。その現状批判を、硬い文章ですが、発信します。

後期高齢者医療制度批判

2007年11月21日 | 後期高齢者医療制度
後期高齢者医療制度批判  とあるローカルの機関紙から、後期高齢者医療制度についての原稿依頼がありました。紙面の都合から、1800字程度にとのこと、先の原稿を削りに削って、1900字程度の原稿にまとめました。後期高齢者医療制度について、ほとんど、マスメディアからの報道がなされていないことから、短い記事でも必要だと思い、ここにもエントリーしておくこととしました . . . 本文を読む

NHKが、お粗末なのか、尊大なのか

2007年11月15日 | Weblog
11月15日にクローズアップ現代の「おやじバンド奇跡の歌町再生」に興味があったので見ていました。 8時からの、「風の果て」のショート予告の映像が流れ、主人公(桑山又左衛門)にたいして妻(満江)が、彼がとあることで剣を抜いたことに、ものを言うシーンが流れました。そのシーンのデタラメさに腹が立ってスイッチを切りました。 藤沢周平原作となっていますが、原作ではそんな展開はありえないものです。あまりにもひどい原作の改ざんに、腹が立つのです。 . . . 本文を読む

社会保障の破壊は、老人医療攻撃から始まった

2007年11月12日 | 医療制度
 2008年4月、新高齢者医療制度がスタートします。2006年6月に成立した医療制度改革関連法にもとづき、高齢者だけで組織される健康保険が、後期高齢者医療制度として創設されます。  75歳以上のすべての高齢者1300万人は、この健康保険に強制加入とされ、医療費原則1割負担と保険料負担が発生します。そのなかでも、まったく新たに保険料負担をすることになる人たちが200万人と予測されています。(半年間の保険料徴収凍結と半年間の9割減額となるとのこと) また、65歳から75歳未満の前期高齢者については、保険変更はありませんが、70歳以上は医療費の2割負担(1年間の負担増先送りとなるとのこと)、70歳未満は引き続き3割負担となります。  こうした改悪法を強行成立させておきながら、自公政権は参院選の大敗から、高齢者医療費負担の『見直し』『凍結』などと、(結果は上記の部分的な凍結と一部分の先送りのみ)総選挙むけの見え透いた一時しのぎをしようとしています。  そうした瑣末な動向に振り回されることなく、医療制度の改善も改悪も、老人医療が梃子となっていることを、この間の経緯を振り返りながら、その医療制度の変遷を確認したいと思います。 . . . 本文を読む