医療制度改革批判と社会保障と憲法

9条のみならず、25条も危機的な状況にあります。その現状批判を、硬い文章ですが、発信します。

HARAYOSI-1の状況について 3

2009年06月21日 | 社会保障

HARAYOSI-1の状況について 3

 独居老人である88歳になる父親の状況についての報告です。あくまで、医療制度の現状や介護保険制度、また福祉施策などについて考える素材として、レポートします。

 HH診療所に受診させる

 父親は、緑内障・白内障で2度ほど入院したことがあり、右目はほとんど見えず左目もかなり視力が落ちている状況で、眼科に通院し点眼薬を点していました。それ以外の受診はありませんでした。
 しかし、介護保険の申請には、眼科ではなく内科などがいいということなので、HH診療所のII医師にお願いをして診察してもらうこととしました。  
 16日は一日中部屋にいたように思われます。夜は野球中継を見ていました。その時に、介護保険の申請のためにとは言わずに、明日17日には「健康診断のために」HH診療所に行くことを伝えておきました。

10メートルほどしか歩けない

 17日朝、HH診療所に行くために迎えに行くと、健康保険証などを用意して待っていました。
 しかし、すぐ近くの駅に着くまでに3度ほど座り休憩をとって、やっと駅前にたどり着きましたが、とうとう駅前では座り込んでしまいました。
 仕方がないので、車でHH診療所に連れてゆきました。
  2時間ほどで診察や検査を受けた後、向かいの喫茶店でコーヒー休憩をして、駅方向に10メートルほど歩いたら、また座り込んでしまい、タクシーで帰宅しました。
 帰り着いた部屋で、父親は「しんどいから寝る」ということなので、その間にと思い、あんしんすこやかセンターと、紹介されたケアマネージャーに、状況の報告と介護などの相談に出かけました。
 それらの用事を済ませて、部屋に戻ると父親は寝ていましたが、炬燵の上にはアイスクリームが出ており、溶けかかるという状況で食べていませんでした。
 さらに、ガスコンロの上では、やかんが空焚きとなっており、危険な状態でした。

早急な対応が必要

 HH診療所のII医師は、医師としての判断では要介護になると思うので、この状態で「一人で置いておく」ことは不安だらけなので、ケアマネージャーと相談し、早急に手立てをするべきだとの指示がありました。
 なお、体の状態はいくつか心配なところがあるが、血液検査などの結果を見てからの判断・相談することとして、ただ、物忘れテストは30点中17点で、中程度の痴呆と思われるとのことでした。
 II医師とは、ケアマネージャーとの相談の結果と、17日の検査の結果などを踏まえて、4月21日に相談することとしました。 

 ケアマネージャーとの相談 

 紹介されたJJケアマネージャーに、父親の状況とこの間の経過を説明し、当面の手立てについて相談しました。
 要支援・要介護の認定には1か月ほどかかり、そして、その認定が最近では低く抑えられる傾向があることから、介護保険のサービスを暫定使用することはリスクがあることが説明されました。
 しかし、早急な対応が必要な状況なので、4月20日の月曜日からヘルパーを派遣することにしたい。その手配を今すぐ始めるということで、相談はまとまりました。 
 男性の独居老人は、一人で頑張ってきたというプライドから、介護サービスを受けるのを、拒絶するようなことがあるので、今日17日、明日18日にケアマネージャーやヘルパーとの顔合わせなどをして、父親をうまく説得しようという相談もまとまりました。

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