医療制度改革批判と社会保障と憲法

9条のみならず、25条も危機的な状況にあります。その現状批判を、硬い文章ですが、発信します。

参議院選挙結果は、マスメディアの誘導に沿ったものとなった

2007年08月04日 | マスメディア
参議院選挙結果は、マスメディアの誘導に沿ったものとなった このたびの参議院選挙は、自民党惨敗・民主党大勝、護憲勢力後退という結果になりました。   この参議院選挙に向けて、マスメディアを動員しての世論誘導が、あまりにも露骨だと感じたことから、公示日の前日(7月11日)に、最近のマスメディアの報道傾向で、資本(多国籍資本)の企図が見えたhttp://blog.goo.ne.jp/harayosi-2/e/3f06e9f4f8eb4595ca4eb9b0b5814e73 という記事をエントリーしました。  共産党、社民党、9条ネットなど、護憲勢力の前進を望む立場から、警鐘をささやかながらも鳴らしたのです。 . . . 本文を読む

最近のマスメディアの報道傾向で、資本(多国籍資本)の企図が見えた

2007年07月11日 | マスメディア
参議院選挙を前にしての、新聞をはじめとするマスメディアの報道傾向は、民主党に風を送り、与野党逆転を誘導しています。 小泉政権のさまざまな悪政のつけが、痛みとして実感されるところに到り、大衆の怒りが増大しています。さらに、後継の安倍政権の実態は、無茶苦茶とか、お粗末としか、言いようの無いもので、国民の支持を大きく失っています。 こうした状況を踏まえて、資本とりわけ権力を手中にしている多国籍資本は、政権交代やむなしとして、その受け皿としての小沢民主党を用意したといえます。 そして、格差解消など内政部分の一部手直しや、弱者救済などはさせるものの、対外政策については、アメリカと一体となってのグローバリズム・新自由主義的な世界展開は継続させる、という企図が見えたといえます。 . . . 本文を読む

社会保険庁廃止・解体法案

2007年01月27日 | マスメディア
     社会保険庁廃止・解体法案  新聞各紙一斉の報道     1月18日付、各紙朝刊に 社保庁 政管健保 医療費過払い非通知9914件 このような見出しで、医療機関からの診療報酬請求が審査で減点され、その減点が「患者負担に置きなおして、1万円以上であった場合」通知をするように、通達されているにもかかわらず、怠っていたことを非難する記事でした。 &n . . . 本文を読む

テレビと新聞

2006年11月23日 | マスメディア
  テレビと新聞  80歳代前半の妻の母と、後半の私の父と、それぞれに、くだくだと話をする機会が、たまたまありました。 ともに、医療費負担が大きくなったことに、愚痴やボヤキを口にしていました。  そして、その後に続いての言葉は、テレビや新聞で展開されている、「年寄りが多くなって医療費が増大しているから」というマスメディアの宣伝にそった、あきらめや自虐的な言葉でした。  両人とも、比較的元気 . . . 本文を読む

新自由主義的改革とマスメディア 

2006年08月05日 | マスメディア
新自由主義的改革とマスメディア  サッチャー、レーガン、中曽根路線と並び称された、1980年代からの、日本における新保守主義的・反動的改革、すなわち第2臨調・行政改革攻撃の特徴は、マスメディアを権力側に取り込み、プロパガンダ機関として動員するというものであった。 それは、中曽根臨調・行革から、橋本規制緩和・構造改革へ、そして、小泉構造改革と引き継がれ、資本主義の先祖がえりのような、反動的で露骨な攻 . . . 本文を読む

デマゴーグに奉仕するマスメディア

2006年05月26日 | マスメディア
 デマゴーグ(煽動政治家)に奉仕するマスメディア(大量宣伝媒体)      1980年代、中曽根第二臨調・行政改革は、マスメディアを臨調側に取り込み、プロパガンダ機関として活用する、という手法がとられたことが、特徴である。 (引き続き強化され現在に至っている) それが、国鉄・国労たたき、公務員攻撃、いわれなき老人(医療)攻撃であり、メザシの土光であった。そうしたデマ宣伝を通じて、国鉄の分割民営化 . . . 本文を読む

大きく報道されないことに、重要なことがあるのでは?

2006年01月30日 | マスメディア
このところライブドア事件が、大々的に報道されていました。 この裏には、耐震偽装問題をかすませる意図があったと思われます。 その耐震偽装問題も、ある意図を持って(建築基準法などの改変)の報道であったと思いますが、その展開が具合の悪い方向に進展しはじめたので、所期の目的は果たしたとして、次の課題に進んだのではないでしょうか。  こうした報道で、かすんでしまっている重要な問題があるのではないかと考 . . . 本文を読む

マスメディアの限界 <追記あり>

2005年12月18日 | マスメディア
文芸春秋の17年12月号に、関岡英之さんの「奪われる日本―郵政の次は医療・医療保険」というレポートが掲載されました。16年4月に刊行された文春新書「拒否できない日本」で、アメリカ政府の年次改革要望書に関わる問題について、詳細に解明されていました。かなりの注目を集めた「新書」であったにもかかわらず、マスメディアはほとんど取り上げることはなく、むしろ、書店でも購入しにくい状況があったようです。 また、その「年次改革要望書」について、マスメディアが報道しないことを、そして、国会でも小泉・竹中が『思い過ごし』・『見たこともない』という答弁をしたことを、森田実さんも「コメント」http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/で、いろいろ問題指摘されていました。 例の「刺客」を送り込まれて落選した、前衆議院議員の小林興起さんも自分のホームページhttp://www.kobachan.jp/で、関岡さんを招いての勉強会の報告として、郵政民営化だけではなく、年次改革要望書のことについて発信していました。 . . . 本文を読む

マスメディアのキャンペーン

2005年11月23日 | マスメディア
マスメディアのキャンペーンは、権力側の企図を実現させるための、事前のデマ宣伝だと看破しておかなければ、まことしやかな報道攻勢が、繰り返し扇情的な内容で続くと、多少の問題意識を持っていても、ついつい乗せられてしまいます。  テレビをよく見ている高齢者が、小泉自民党に投票したという、先般の総選挙での投票行動調査結果についての記事がありました。みずからの首を締めることになるにもかかわらず、テレビなどの . . . 本文を読む